ウクライナCDSコストが急上昇

大規模デモで、金融危機懸念台頭

12月3日、ウクライナの債務保証コストが2010年1月以来の水準に急上昇した。同国では大規模なデモが発生しており、金融危機の懸念が高まっている。写真は12月2日、キエフで(2013年 ロイター/Gleb Garanich)

[ロンドン 3日 ロイター] -3日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、ウクライナの債務保証コストが2010年1月以来の水準に急上昇した。ウクライナが欧州連合(EU)との連合協定締結を見送ったことを受け、同国では大規模なデモが発生しており、金融危機の懸念が高まっている。

ウクライナの期間5年のCDSコストは50ベーシスポイント(bp)に上昇し1107bpとなった。国営エネルギー会社のナフトガスが事実上の債務不履行に追い込まれた2009年に付けた水準に迫っている。

デモ隊の間でヤヌコビッチ大統領に対する辞任要求が高まるなど政治的な混乱が続くなか、市場ではウクライナが来年、債務不履行に陥る可能性もあるとの懸念が出ている。

ウクライナ国債は前日は大きく売り込まれたが、この日は安定的に推移。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は同国の政治的な混乱は現在「Bマイナス」としている同国の格付けに織り込まれているとしており、状況がさらに悪化しない限り格下げはないとの立場を示している。

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