秋開始で勝ち抜く「就活準備」5つのポイント 去年の成功組は、これだけは意識していた

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まず、学内の掲示板や学内システムでプログラム内容とスケジュールを確認し、できるだけ積極的にガイダンスに参加してほしい。

2. 秋冬開催のインターンシップを狙う

インターンシップの実施時期は、夏と冬に2回のピーク時期があるが、今年の特徴として、「秋」にも実施する企業が増えている。マイナビが今年6月に行った企業向け調査によると、昨年の10月にインターンシップを実施した企業は12.0%だったが、今年は21.8%が実施を予定。11月も昨年の17.0%から25.4%と8.4ポイントアップしている。

就活に向けた具体的なアクションとして、秋のインターンシップ参加を考えてほしい。夏のインターンシップは2~3日以上の複数日程のプログラムが中心で、なかなか都合が合わなかったという人もいるかと思う。だが秋は短期間のインターンシッププログラムも増えてくる。

参加にあたっては、エントリーシートの提出が必要だったり、面接を受けたりすることもあるが、その経験も就活準備を進めるうえで、貴重な経験になる。インターンシップに参加することで、志望業界や企業、そして仕事内容に対する具体的な理解が深まるのは言うまでもないし、同じ業界を志望する学生の温度を感じることで、就活に対するモチベーションも徐々に上がってくる。

エントリーシートの下書きを終えるのは年内

3. 学生生活で自己PRの材料を探す

インターンシップの重要性はわかっていても、学業やクラブ活動、アルバイトが忙しくて、参加する時間的な余裕がまったくないという学生もいるだろう。それでも、どんなに忙しくても、自己分析はできるだけ早期に進めるべきだ。

エントリーシートでも面接でも、必ず自分という人間の特徴や強みが問われ、企業に入ってから活躍する可能性があるかどうかが確認される。自分が企業にとって価値ある人材と思ってもらうためには、特徴や魅力をしっかりPRできるように準備する必要がある。学内外での活動で、自分が今何に取り組んでいるのか、その中で何を学びどう成長しているのか、どんな強みを身に付けているのかを、掘り下げてみてほしい。

材料がうまく見つからないという人は、今後の学生生活で自己PRの材料を見つける意識を持ってほしい。一見地味に見える活動でも、課題に直面したり、乗り越える努力をしたりした、といった経験は必ずあるはずだ。その経験を就活の中でどう表現すれば、企業にとって魅力的な人材と思ってもらえるのか。ぜひ、そんな意識で、これからの学生生活を見つめてみてほしい。

4. 年内にエントリーシートのベースを完成させる

企業の採用選考で、就活生にとっての最初の関門となるのが、エントリーシートだ。この夏、インターンシップに参加したという人であれば、少なくとも1度はエントリーシートを書き上げた経験はあるだろう。しかし、これから就活準備を始めるという方は、ぜひ、年内にエントリーシートの下書きを書き上げるつもりでいてほしい。

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