100年後も残る輝きを届ける宝飾界のプリンス

新世代リーダー 梶 武史 ジュエリーデザイナー

梶 武史
ジュエリーデザイナー
梶 武史
1979年、東京生まれ。日本を代表するジュエリーアーティストである父・梶光夫に薫陶を受ける。2009年、日本ジュエリー協会主催「JJAジュエリーデザインアワード」初出品。「プラチナ・ギルド・インターナショナル賞」と「優秀賞」をダブル受賞。続いて、二度目の出品となる2011年にも「東京都知事賞」と「プラチナ・ギルド・インターナショナル賞」を受賞。三度目の挑戦となった2013年には、同アワードの最高峰である「日本ジュエリー大賞」と「経済産業大臣賞」を見事勝ち取り、業界を牽引する若手ホープとして大きな注目を集める。
 いま、若い世代を中心に、人と人との絆やその時々の思いの拠り代として、日常の生活に寄り添う「新しいジュエリー」のあり方に関心が高まっている。今年、宝飾業界で最も名誉ある賞の一つである、日本ジュエリー協会主催「JJAジュエリーデザインアワード」の最高峰「日本ジュエリー大賞」を受賞した梶武史氏は、そんな新しい潮流を象徴する、業界の若き旗手だ。(撮影:梅谷 秀司)

「デザイナーズジュエリー」という世界観を築いた父

「梶家は、祖父の代から続く、生粋の宝飾一家です。僕も幼いころから宝石やジュエリーが大好きでしたし、身近に感じてもいました。ですから、家業を継ぐことは当たり前と思っていましたし、そのことに疑問を感じたことは一度もありません」。

現代日本を代表するジュエリーアーティストのひとりである父・光夫氏は、当初、人気歌手として活躍していた。しかし、父親(武史氏の祖父)との約束によって芸能界を引退した後は、渡米して宝石学鑑定資格を取得。当時の日本ではまだ珍しかった宝石鑑定所を設立し、現在の会社を立ちあげたという。「デザイナーズジュエリー」として独自の世界観を築きあげるとともに、高度経済成長の波に乗り、「梶」の名前をブランドとして揺るぎないものにしたのも、父である。

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