ソニー平井社長が語る、スマホ世界戦略 ソニーはスマホで勝てるのか?

拡大
縮小

テレビは積極的にシェア拡大へ

また、平井社長は、2012年度に9期連続で赤字に陥った液晶テレビ事業について「今までは赤字を減らすためにシェアを意図的に減らしてきたが、これからは積極的に強い商品で市場シェアをどんどんとっていく」と述べた。今期10年ぶりに同事業を黒字化する計画については「計画通りに進んでいる」とした。

平井氏が液晶テレビ事業の責任者に就任した2011年度以降、赤字縮小を最優先に出荷台数を絞り込んできたが、13年度のテレビ販売は1500万台を計画。12年度実績は1350万台と、11年度の1960万台から大幅に減らしたが、今期はフルハイビジョンの4倍の解像度の「4K」対応など「強い商品」を発売することで拡大路線をとるという。

2013年4―6月期 スマホ出荷台数シェア 出所:IDC

(世界)

1 サムスン電子    32%

2 アップル      13%

3 LG電子       5%

4 レノボ        5%

5 華為技術       4%

(日本)

1 アップル      36%

2 ソニー       20%

3 シャープ      14%

4 サムスン電子    13%

5 富士通        4%

(西欧)

1 サムスン電子    43%

2 アップル      18%

3 ソニー       11%

4 LG電子       8%

5 ノキア        6%

(中国)

1 サムスン電子    18%

2 レノボ       12%

3 宇竜(クールパッド)11%

4 中興通訊(ZTE)  9%

5 華為技術       9%

(米国)*

1 アップル      42%

2 サムスン電子    26%

3 LG電子       9%

4 京セラ        8%

5 中興通訊(ZTE)  5%

*米国のデータは13年1―3月期。

(村井 令二 編集;田巻 一彦)

*内容を追加します。

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