ソニー平井社長が語る、スマホ世界戦略

ソニーはスマホで勝てるのか?

10月11日、ソニーの平井一夫社長は、スマートフォン「エクスペリア」の世界戦略について、課題の米国と中国の市場展開は「まだまだの段階」と述べ、厳しい認識を示した。9月4日撮影(2013年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[東京 11日 ロイター] - ソニー<6758.T>の平井一夫社長は11日、ロイターなどとのインタビューで、スマートフォンで世界3位になる目標に向けて、課題の米国と中国の展開について「まだ何年後にどうなると言える段階ではない」と述べて、先行きの厳しさをにじませた

スマホ販売でソニーは、韓国サムスン電子<005930.KS>、米アップルの「スマホ2強」に続く世界3位を目指している。米調査会社IDCの出荷台数シェアによると、13年4―6月期は、首位がサムスン、2位がアップルで、韓国LG電子<066570.KS>、中国レノボ<0992.HK>、華為技術(ファーウェイ)<002502.SZ>が続き、上位5社にソニーは出てこなかった。

ただ、地域別にみると、ソニーは欧州と日本で一定の存在感を示している。IDCによると、日本では首位アップルに続き2位、西欧でもサムスン、アップルに続く3位のシェアを確保。平井社長は世界3位の目標に向けては「これから米国と中国の市場でどう戦っていくかが大きな柱になる」と述べた。ただ「米国と中国はまだまだの段階」とも指摘した。

米国市場では、エクスペリアの供給先がTモバイル1社にとどまっており、中国市場では現地メーカーの台頭が激しい。例えば、米国での本格展開には多額の先行投資が必要になることから、平井社長は「全部いっぺんにやろうとするのは現実的ではない」と語り、米国と中国のシェア拡大には時間がかかるとの見通しを示した。

当面は「日本と欧州のシェアを確実に守って、増やしていくことが最優先の課題」と述べて、得意とする市場を着実に固めていく考えを示した。

特に日本市場については「NTTドコモ<9437.T>とのパートナーシップで、エクスペリアはかなり認知されている」と強調。NTTドコモは、アップルのアイフォーン販売を決定しただけでなく、ソニー以外にも、富士通 <6702.T>とシャープ<6753.T>のスマホを「おすすめ」として重点販売する方針だが「この中でもエクスペリアはブランドが確立しているので、注目度は高いだろう」と自信を示した。

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