トランプを追い込む「有名ポルノ女優」の正体 業界では一目置かれる「ビジネスウーマン」

拡大
縮小

彼女は自分の使うサドルのパッドと馬のボンネットの色を同じ色にするなど、凝り性でもある。馬を訓練したり、乗馬で彼女と何年かを共に過ごしているドミニク・シュラムは、「彼女は自分が得意なことにおいては、かなり熱心だ」と語る。「彼女は自分に対し、とても厳しいんだ」。

クリフォードは彼女が2016年10月に金銭的な解決を受け入れたとのニュースが発表された1月以来、ずっと試合に姿を見せていない。彼女の主張するトランプとの親密な関係について口外しないことに合意したのだ。彼女はトランプの代理人が否定している事柄について、2006年に始まり、モズビーと結婚した2007年まで続いていたと語っている。

いつでも自分の利益を最大化したい

そして、2018年3月上旬、クリフォードは提訴することで再び注目を集め、2016年に交わした契約はトランプがサインしていないので無意味だと主張し、彼の専属弁護士によって今年、彼女が口外しないよう秘密裏にさらなる法的措置を取ったことを明かした。

彼女は、自分や娘が馬術の世界で注目されることは望んでいない、と参加者たちに語っているという。

それでもクリフォードにとってのショーは続いている。ここ数カ月、彼女はラスベガスからニューヨークのロングアイランドに至る全国で踊っていた。 このツアーはまだまだ続く予定だ。「同じ仕事により多くの報酬が払われるのに断るなんて馬鹿げている」と彼女は語る。

「彼女は自分の利益を最大限にしたいとつねに考えている」と彼女のスケジュール管理をしているエージェントのダニー・カポッツィは言う。「大きなダンス公演の予定だけじゃなく、いつでもね」。

=敬称略=

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT