週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは

爆笑問題も思わず感心!のエコ対策発表! このアイデアが地球の未来を変えるかも?

AD
  • 環境省 制作:東洋経済企画広告制作チーム

COOL CHOICE LEADERS AWARD」では多くのアイデアが応募された。多くの作品・アイデアを評価する中で、審査委員の爆笑問題もエコに対する多くの課題が見えてきたという。私たちはこれからエコをどう考えていけばいいのか。爆笑問題の2人が、消費者目線で語り合った。

田中 今回の「COOL CHOICE LEADERS AWARD」は、全体的に見て、一般の人たちのエコに対する高い意識を反映してか、アイデアがバラエティに富んでいて面白かったね。

太田 まさにクールな選択(笑)。

田中 直訳しただけだろ!

太田 トランプ米大統領が地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を発表した一方で、一般の人たちがエコについて、これだけ真剣に考えていることがわかって、よかったよ。

田中 爆笑問題アイデア賞を受賞した「空家計画」は空家にソーラーシステムをつけて空家問題とエコを同時に解決するものだけど、僕ら2人とも両親が亡くなって、実家は空家。これって今まさに直面している問題で、なるほどと思わせてくれたね。

空家(そらいえ)計画
(一般社団法人ソーシャルグッド)

空き家をリノベーションして太陽光発電(ソーラー発電)を設置し、空家(そらいえ・そーらーはうす)として時間貸しをする

太田 世の中の大きな問題って、本当はみんなの小さな行動の積み重ねでしか変わっていかないような気がするね。イノベーションとか言って聞こえはいいけど、そんな簡単に世の中は変わっていくもんじゃない。じわじわと変化して、気が付いたら良くなってるという感じ。これはダメだけど、あれは良くなったとか。そうやって行ったり来たりしながら、細かいことを積み重ねて、やがて大きな変革がやって来る。だからこそ、個人の小さな行動が一見遠回りそうに見えて一番近い感じがするね。

田中 エコのアイデアって、どうやったら思いつくのかな。

太田 我々もネタに困っているから、教えてもらいたいくらい(笑)。漫才のネタなんか、本当にナーバスに考えるんだよね。

そんなときはロクなネタが浮かばない。本来、お笑いは気軽に見てもらって、笑ってもらうものなのに。でも、これでウケなかったら仕方がないと思って、やり始めると道が見えてくるんだよね。東日本大震災のときも危機感ですごくナーバスな状態が続いたけど、そこからもう一歩先へ進めてみるという意識が実は大事だと思う。もう考えても仕方がないから、まず始めてみる。そんな境地で、楽しく始めるときのほうが本当は大きな一歩になると思うね。

田中 日本はこれから本当に変わっていくのかな。

太田 俺らが子供の頃は、未来予想図を描けと言われると手塚治虫の漫画のように高層ビルが建ち並んでいる間をチューブが通っている、みたいな未来を夢見ていたけど、今の子供は自然と動物と人間が共存しているような絵を描くらしいね。誰が教えたわけでもないけど、人間の意識ってたいしたもんだと思うよ。俺らが子供の頃は高度経済成長期の後半で、公害が大きな問題となっていたけど、意識としてはイケイケの世の中だった。それがバブル崩壊で痛い目に遭って、今は世の中を悲観的に捉える大人が多いけど、子供の意識の中にエコがあるというのは人間の進化だと思うね。

田中 東京湾とか隅田川とか本当にきれいになったよね。僕らが子供の頃は本当に汚かったから。親父は個人で環境問題に取り組んでいたけど、死ぬまで憂いていた。そんな中で僕も育ってきた。今はタバコのポイ捨ても減ったし。世代での人間の意識の変わりようをすごく感じるね。

太田 昔は、痰壷なんてものがあったくらいなのに。よし、復活させよう!

田中 おかしいだろ! でも、本当に今の子供たちの世代は、僕らと比べものにならないくらいエコに対する意識は高いと思う。僕もたまに子供に怒られるから。「電気つけっ放し!」とか。子供の言うことは聞くべきですね。

太田 バブルの時代が良かったという人がいるけど、俺らはちっとも良かったとは思わないね。よく最近の若者は贅沢しないって批判されるけど、気にしないでほしい。そちらのほうがよほど正常だと思うね。

太田、田中 それぞれの特別賞は?

よさこい×クールチョイス
(高知市役所)
よさこい祭りでCOOL CHOICEを広める活動

エコをお祭り騒ぎにしてしまったのがすごい。参加している人たちが、何かやらなきゃという倫理観とは別に、自分たちもこれで楽しんじゃえってところが好きですね。(太田)

思わず消しちゃう照明スイッチ
(糸井川高穂さん)
スイッチに消灯を促すデザインをつける

発想が面白いよね。エコをすることが大前提であるはずなのに、逆転の発想で、エコを意識していない人が自然とエコになるようなことをしてしまう。デザインもかわいらしい。今っぽい柔軟な考え方だと思う。(田中)