iPhoneは「ちょい足し」で猛烈に便利になる 手袋をつけたままTouch IDをラクラク操作

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手袋に、疑似的な指紋をつけることができる「Diper ID」(筆者撮影)

同じDiper IDを使用する人に、Touch IDを突破されてしまうのでは……という心配もあるが、それは杞憂だ。Diper IDの疑似指紋は3万パターン以上あり、偶然同じものに当たる確率は、限りなく低い。一人ひとり異なる指紋よりリスクが上がることは確かだが、Touch ID自体も、5万分の1の確率で、誤ってロックを解除してしまう。それを考えると、3万以上のパターンがあれば十分だといえる。

タッチパネルの操作も可能なため、タッチパネルの操作に対応していない通常の手袋に張って使ってもいい。残念ながら、指で直接操作するよりは精度が低くなるため、操作が快適とはいかないが、手袋を外さず、通知を確認できたり、メールを読めたりするのは便利だ。価格は4個入りで1400円前後。手袋自体を買い替えるよりもリーズナブルで、気軽にちょい足しできるのがうれしいポイントといえるだろう。

2.iPad Pro用キーボードは12.9インチ用を使う

10.5インチ版のiPad Proに、12.9インチ版のスマートキーボードを接続した(筆者撮影)

iOS 11でパソコン風に使える機能が増え、iPad Proとキーボードを使って文字入力をしたいという人もいるだろう。実際、筆者もiPad Proのスマートキーボードで取材のメモを取ったり、打ち合わせの要旨を入力したりしているが、文章作成はスムーズに行える。さすがにパソコンと同じようにとまではいかないものの、文章作成やプレゼン資料作りであれば、十分こなせる実力がある。

スマートキーボードは、使わないときは折りたためて、液晶面を保護するケースにもなるのが便利だ。Bluetoothキーボードとは異なり、バッテリーが不要なうえに、iPad Proの側面にある接点に装着するだけと、手軽に利用できる点も評価できる。小さいデメリットとして、キーストロークの浅さが挙げられるが、慣れてしまえば、違和感もなくなってくる。

ただ、10.5インチ版や9.7インチ版のスマートキーボードだと、キー1つ1つのサイズがどうしても小さくなりがち。ディスプレーのサイズにピッタリ合わせてあるため、12.9インチ版用のスマートキーボードのほうが、キーとキーの間が広くなり、打ち間違えも少なくなる。腕を机の上に置いたときに、余裕があるのも12.9インチ版のスマートキーボードだ。

この打ちやすさを取るなら、スマートキーボードだけを12.9インチ版にするという手がある。10.5インチ版の本体と、12.9インチ版のスマートキーボードを組み合わせれば、重さとキーボードの打ちやすさが両立する。実は筆者も、この手を使っており、普段はスマートキーボードをiPad Proから取り外し、折りたたんで持ち運んでいる。これなら、ノートPCより軽くなり、しかも文字は打ちやすい。

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