ビッグマック「単品値上げ」の台所事情

モス「とびきりハンバーグ」をも超える価格帯に

マクドナルドの店頭では、セットメニューをアピールするが…

日本マクドナルドが9月13日から、新しい価格設定モデルを導入する。

マクドナルドの店舗数は全国で3265店(6月末時点)。このうち全店で、「ビッグマック」の単品を旧価格290~340円から新価格310~390円(6~14%)へ、「てりやきマックバーガー」の単品も旧価格270~290円から290~350円(7~20%)へと値上げする。

一方、低価格帯の商品を集めた「Value Picks」(バリューピックス)や、昼食時間帯の割安な「マックランチ」セットの価格は据え置く。「バリューセット」(ポテト、ドリンクのMサイズセット)など、セットメニューも従来の価格帯である610~680円を据え置くが、地域別価格制度の区割りを見直したため、約960店では10円の値上げとなる。子ども向けの「ハッピーセット」は約300店で10~20円の値下げとなるが、約670店では10~30円の値上げとなる。

駅前、ロードサイドなど立地ごとに価格政策変える

マクドナルドで店舗によって、主力商品の価格が異なることには理由がある。

マクドナルドは2007年から、都道府県別を基本に全国の店舗を6つの地域に分け、それぞれ別の価格帯で販売する「地域別価格制度」を導入している。この4月からは、大阪、岐阜、茨城、宮城の計49店舗で新たな地域別価格制度を実験し、検証を進めていた。

従来は都道府県ごとに6つの価格帯を設定していたが、今回の価格改定では、駅前立地やロードサイド立地、商業施設内立地など商圏ごとに9つに細分化し、立地に応じた価格政策を強化するのがポイントだ。

ハンバーガー単品より、セットで売るほうが儲かる

日本マクドナルドを含めたファストフードチェーンでは、ハンバーガー類の原価が最も高く、ドリンクとポテトをつけることで粗利を調整しているといわれる。

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