メルカリ「中毒」も現れる、フリマ市場の膨張

気軽な小遣い稼ぎ、上場なら時価1000億円超

 9月6日、年内の東証上場を目指すメルカリ。時価総額は今年最大の1000億円超との予想も出るなど、日本の「ユニコーン」(非上場の有望ベンチャー)企業の代表格として期待が高まっている。写真は都内で昨年9月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 6日 ロイター] - 年内の東証上場を目指すメルカリ。時価総額は今年最大の1000億円超との予想も出るなど、日本の「ユニコーン」(非上場の有望ベンチャー)企業の代表格として期待が高まっている。スマホ上で個人同士の物品売買を仲介するフリーマーケット(フリマ)アプリの将来性が高く評価されているためだが、その手軽さゆえに、悪質な売買が発生するなど課題も少なくない。  

「メルカリ中毒」も

「3分でかんたん売り買い」──。メルカリには、1日に100万品以上の新規出品があり、そのうち50%以上の取引が24時間以内に成立する。売主は、商品をスマホで撮影し、特徴や値段を書き込むだけだ。登録料や出品料は無料。個人間の売買なので消費税もかからない。

「ちょっとした空き時間にSNS感覚で気軽に使用できる」(20代女性)とスマホ世代の若者を中心に受け入れられた。2013年にサービスがスタートし、今では日本でのダウンロード数が5000万件を超え、月間流通額は100億円を上回る。

出品商品は中古衣類が中心だが、トイレットペーパーの芯や空のペットボトルなどが出品されることもある。価値がほとんどないようにみえるが、夏休みの工作用の材料として一定の「需要」があるという。

その手軽さゆえに、既存のフリマサイト上には出回らないような「商品」が出品されるようになり、「自分の周囲には需要がなくても、メルカリ上には欲しい人がいるかもしれない。捨てるのはもったいない」(小嶋佑奈さん、20代女性)と利用者が広がっていった。

出品者は、自分でモノを売ったという達成感と気軽なお小遣い稼ぎ感覚。購入者は、市場価格より安く買えるというお得感と「早い者勝ち」の焦燥感。「欲しい物が出品された時など、1日に20回近く見ていたこともある」(50代女性)と1日に何度もアプリを開く「メルカリ中毒」も少なくない。

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1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。