「北朝鮮リスク」は、ズバリ「買い」の局面だ

「Xデー」に怯えるより今は投資するチャンス

米中首脳会談のさなかにシリア空爆を行った米国。マーケットは有事におびえているが、冷静に買いを入れる時期だ(写真:ロイター/アフロ)

米国のシリア空爆で、マーケットの不透明感が一気に高まっている。

詳しい状況は割愛するが、重要なポイントは、空爆が米中首脳会談の最中に実施されたことだ。中国は暴走の可能性がつきまとう北朝鮮に対して伝統的に厳しい態度をとってこなかったが、習近平主席との初めての会談に臨んだドナルド・トランプ大統領が、図ったように首脳会談のタイミングでシリア空爆という強行策に出たことは、非常に大きな意味を持つ。

「Xデー」は迫っているのか

トランプ大統領の政治手腕への不信感は、これまでにないほど高まっていた。シリアで化学兵器が使用されたのかは不明であり、米国はロシアとの関係改善も探っていたはずだ。その中での空爆は支持率上昇のために作られたシナリオだったのかもしれないが、「やるときはやる」といったトランプ氏の意志の強さを内外に示すことに、一定の成功を収めたといってよいだろう。レックス・ティラーソン米国務長官は、米国のシリア攻撃について、「北朝鮮への警告の意味合いがあった」と明言しており、北朝鮮情勢も緊迫度を増している。

では、いよいよ「Xデー」が迫っているのだろうか。北朝鮮は金正恩・朝鮮労働党委員長が最高指導者に就いてから5年を迎えた。4月15日には故金日成主席の生誕105周年、25日には朝鮮人民軍創建85周年などの重要イベントが控える。そのため、国力を示すため6回目の核実験に踏み切るとの見方もある。北朝鮮は「米国の無謀な侵略策動が実践段階に入った」との認識を示し、「米国が軍事行動を取れば、進んで対応する」として、軍事行動を辞さない姿勢を示している。もし北朝鮮が何かしらの軍事行動に出れば、直接的な被害を受けるのは韓国や日本の可能性が高い。

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