こだわる人向け「保温しない炊飯器」が新しい 人気バーミキュラは数カ月待ち

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ご飯の味はもちろん、炊飯器のデザインにもこだわりたいと考える人にオススメしたいのが、バルミューダが2月下旬より発売する「BALMUDA The Gohan」(実勢予想価格4万5000円前後、2月下旬発売予定)だ。

高級トースター「バルミューダ」の炊飯器

2月下旬発売予定の「BALMUDA The Gohan」(写真:バルミューダ提供)

これは“普通のパンをよりおいしく食べられる”「BALMUDA The Toaster」でトースター市場を席巻した家電ベンチャーのバルミューダが18カ月の開発期間を経て生み出した、まったく新しい炊飯器。最大の特徴は、独自の「蒸し炊き」を採用していることにある。

一般的な炊飯器では、家庭の電力でご飯を炊くために、よりエネルギー効率のよい、IH加熱方式を採用する。しかし、バルミューダでは、IH加熱方式や特別な金属による厚釜などは不採用。ご飯が潰れることなく炊き上げるために、蒸気で包み込む「蒸気の釜」で炊いているのだ。

構造は非常にシンプルだ。本体内に内釜が2重構造となっており、外釜に水を入れ、内釜に米をセットする。この状態でスイッチを入れることで、外釜に入った水が沸騰して蒸気となり、庫内を充満するという仕組み。バルミューダによると、炊飯時に米が踊らないので、ご飯の表皮に傷がつかず、しっかりとした食感が得られるとしている。

実際に、「BALMUDA The Gohan」で炊いたご飯を食べたが、しっかりとした食感と自然な甘みの感じられる、素直な炊き上がりだった。飯粒の潰れはほとんどなく、粒立ちのよさがしっかりと感じられた。

「BALMUDA The Gohan」はホワイトとブラックの2色展開(写真:バルミューダ提供)

また、特筆すべきなのが、冷めたご飯のおいしさだ。炊きたてのご飯をおにぎりにして、数時間後に食べてみたが、炊きたてのときよりもさらに甘みが立ち、粒立ちがより強く感じられた。このほか、卵かけご飯やカレーなどとの相性も抜群だ。

炊飯時間は約60分だが、早炊き機能を利用することで約40分に短縮は可能。ただし、独自の炊き方でおいしさを追求した炊飯器なので、基本的には通常モードで炊飯したい。

次ページ3つめの炊飯器は
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