外部人材を組織した最強チームで課題を解決

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約3000名のコンサルタントをネットワーク

─ 売上高が急拡大されていると伺いました。その要因をどのように分析、自己評価されていますか。

イントループ
代表取締役
林 博文
Hirofumi Hayashi
 
同志社大学法学部卒。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。4年間の勤務を経てITベンチャーの経営に参画。その後アクセンチュアに再入社。2005年2月イントループ設立、代表取締役に就任。事業戦略、BPR、プロジェクトマネジメントなど、多様なコンサルティング経験を有する。一方、海外進出(貿易)、越境EC、農業などのプロジェクト経験も豊富で、さまざまな企業などを結びつけながら新しいビジネスのプロデュースに取り組む。

近年、お客様から相談されるコンサルティングのテーマは新規事業、AIやIoTをはじめとする最先端のIT活用、海外進出など多様化し、件数も増加傾向にあります。これらの増大するリクエストに対応するため、優秀な人材を採用できたことが大きいと思います。そのうえで一人ひとりのメンバーがお客様からの信頼を獲得するような結果を出していることが急拡大に寄与していると実感しています。

─ お客様から選ばれる最大の理由とは何でしょうか。

お客様にとって課題解決に直結する「最強のチーム」を提供しているからだと自負しています。もともと、イントループは、フリーランスのコンサルタントと企業ニーズのマッチング業務からスタートしました。その過程で築きあげた約3000名のフリーコンサルタントのネットワークを活用し、課題解決のために考えうる最強のチームでアプローチするという仕組みを構築してきました。約3000名のフリーコンサルタントは、戦略系からITエンジニア、実務経験者まで、さまざまな分野のプロフェッショナルがそろっています。

これらの豊富な人材から構成される「それぞれのお客様にとっての最強チーム」がお客様の課題を解決するために最大限のパフォーマンスを発揮してきたことが、現場のキーマンをはじめとしたお客様に評価いただき、リピートやご紹介などにつながってきた理由だと思います。

最強チームとはつねに最新情報をもたらす最適チームのこと

─ プロジェクトに応じて最適な外部人材を集め、最強のチームで課題解決にあたる、という仕組みについて、そうしたアプローチが有効な理由についてお聞かせください。

たとえば、お客様の社内にITの専門家がいるケースでも、その担当の方がつねに最新のITスキルや最先端の情報を把握しているとは限りません。ITに限らず、凄まじいスピードでテクノロジーやビジネス環境が変化している現代、もはや社内の専門家だけでは賢明な判断は難しい、といったことに多くのマネジメント層の方が気づき始めているのではないでしょうか。そこでわれわれは「その分野で最先端・最新の情報を持ったプロをアサインする」ことが重要だと考えています。つまり、われわれが提供する最強チームとは、つねに最新の情報をもたらすために最適化したチームと言い換えることもできるでしょう。

─ 最強チームのメンバーはどのように編成、運用されるのですか。

約3000名からなるプロフェッショナルのデータベースをもとにわれわれの担当者が、アサインをしていきます。チームのメンバーはイントループ社員によって取りまとめられ、プロジェクトに対しての責任も明確にして作業を進めていきますので、お客様にもご安心いただけるものと考えております。またネットワークしているプロフェッショナルとは、つねにコミュニケーションをとるように心がけています。たとえば、メンバーの家族の近況や、それぞれの素性、仕事以外のことなど、腹を割ったコミュニケーションを重ねています。その結果、互いのつながりが強まり、チームの運営や適切なアサインについてもプラスに働いていると感じています。

実務に携わるコンサルティングファームだからできること

─ つねに最適な人材を集めることができる理由とは何でしょうか。

われわれ自身が実務も手がけるといった側面が寄与していると思います。たとえば、海外進出事業では、中国やベトナムにおいては日本の産品を普及するためにPRから販売、貿易実務までのワンストップのご支援を行っていますし、地域活性化として海外進出を希望する各自治体様との連携や、越境ECといった新規事業のニーズにも対応しています。こういったリアルなビジネスへの関与や事業のプロデュースにチャレンジする機会は、大手コンサルティングファームではなかなか得難いものです。数多くのプロフェッショナルもこの点に魅力や面白みを感じていただいており、さらなる人材の確保にプラスに働いています。

─ 実務に携わるという特徴が、一つの強みとなっているとうかがいました。

はい。実務に長けていることは大きな意味を持ちます。自ら貿易を行っているからこそ、海外市場の詳しい動向や現地の商慣習も把握することができるのです。自ら試行錯誤を繰り返してノウハウを磨いているからこそ、実感を持ってお客様に語ることができています。実際にHigh performer という弊社運営のコンサルタント支援ウェブサイトでは、長年にわたって積み重ねたウェブマーケティングのノウハウが活用されています。われわれ自身が経験し蓄積したノウハウをもとにしているからこそ、お客様に対して説得力のある提案につながるのです。

─ ビジネスプロデューサー的な役割も果たされています。

製造業、金融、流通、サービスなどあらゆる業界で今、何がビジネスにつながるのか、わからない時代となっています。一方、われわれのもとには多種多様なビジネスの情報が入ってきます。そのため、情報をもとに、事業をマッチングするビジネスプロデューサー的な役割を担うことも可能です。また、これからは起業家のサポートも積極的に行っていきたい。とくに今は大企業がスタートアップ企業と連携し始めている時代です。新規事業の創出をはじめ、最新の情報と最適のチームでお客様の課題解決に寄与していきたいですね。