「できない人事」は性悪説で会社を振り回す

メルカリ人事担当取締役に聞く<後編>

性悪説に基づくと、手続きが加速度的に増えていくという(撮影:今井康一)
世界20言語・地域で発売され、日本でも話題作となっている『ワーク・ルールズ!』。グーグル社の人事トップ(上級副社長)であるラズロ・ボック氏が同社の人事労務制度や採用基準、働き方に関する文化、メンタリティに至るまで余すところなく著し、ベストセラーになっています。
同書の刊行をきっかけに、ユニークな「ルール」や「働き方」を持っている日本企業に突撃して、お話を聞くことにしました。第4回目は、フリマアプリのメルカリ。お話を聞いたのは取締役の小泉文明さん。後編は、労働の質について。内向きな仕事をやらなくていいように導入しているチャットツールや、承認プロセスについて語ってもらいました。

 

前編:急成長メルカリ、「バリュー」への異常な執着

中編:メルカリがマネるGoogle採用の極意とは?

社内のコミュニケーションはSlack(スラック)で

『ワーク・ルールズ!』は7万部のベストセラーになっている(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

――御社では、「労働の質」を重視していると伺いました。

はい。メルカリは、たとえば会議が少ない会社だと思います。回数も少なく、時間も短い。会議はみんなの時間を拘束するので、人件費の無駄だと思いませんか?

――では、社内のコミュニケーションはどうされているのですか?

社内の連絡はほとんどチャットツールのSlack(スラック)を使っています。最近は、メールをほとんど使ってないですね。Slackにチャンネルが700強あって、基本的にどのチャンネルもほぼオープンです。社員であれば、誰でも入れます。

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