「家族は自分の家来」と考えるDV夫の思考回路 マジメなのに転職が多い場合は、注意しよう
弁護士の堀井亜生です。私は、これまで1500件以上の離婚や婚約破棄などの男女問題に関する事件を取り扱ってきました。なぜ離婚や破談になってしまったのか、それぞれの事例をひもといていくと、多くの場合、結婚前に彼氏のブラック性を示すサインが何らかの形で出ていて、そのリスクが結婚後に顕在化しただけに過ぎないということがわかってきました。
こちらの連載では、一見すると高スペックなのに、結婚した後でとんでもない事故物件だったことが発覚してしまう「ブラック彼氏」を紹介していきます。ご紹介するブラック彼氏は、必ずしもみなさんにとってNGではなく、女性のタイプによって合う合わないさまざまです。恋愛と結婚で失敗しないためのポイントを知っていただき、ひとりでも多くの女性たちが自分に合った良きパートナーと巡り合い、幸せな結婚生活を送れるよう願っています。
転職の理由が「正義感」の場合は注意!
<本日のブラック彼氏>
まじめなのに転職が多い男
・転職が多い
・心を許せる友人がいない
・バツイチの場合「裁判離婚」している
まじめなのに転職が多い男
・転職が多い
・心を許せる友人がいない
・バツイチの場合「裁判離婚」している
私は、離婚相談の際には、夫のパーソナルデータを詳細に聞きます。家族構成、出身地、職業、学歴。こういったことのすべてが、夫の人間性を知る判断材料になるからです。
そんななかで、DV系の夫に共通するのは、転職が多いということ。ぐうたらで仕事が続かない、コミュニケーションが苦手で人間関係がうまくいかない、というような転職理由とは少し違うのが、DVの転職癖の特徴です。
彼らは、上司に理不尽なことを言われた、会社のやり方に納得がいかないなど、自分なりの正義感に反する出来事があると、納得がいかなくて仕事を辞めるのだと、妻たちは言います。
自分にも他人にも厳しいストイックなDV系は、家族を養うために人に頭を下げたり、適当なところで妥協したりすることができず、1つの会社に長く勤務することができないのです。
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