今度はコンビニでコミットする?! RIZAPの目指す「誰もが健康」な世界とは

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「結果にコミット」は、今や誰もが知っているRIZAPのコンセプトフレーズだ。パーソナルトレーニングのイメージが強い同社が、ファミリーマートとのコラボレーションにより、手軽に食べられる「低糖質食」をスタートさせた。

実はRIZAP、そもそもトレーニングだけではなく食事も重要視し、栄養学に基づく低糖質メニューをいち早く提唱してきた実績がある。事実、同社のホームページは食に関するさまざまな情報が盛りだくさんだ。

人気の低糖質だが、食材の知識がまだ乏しいこと、商品のバリエーションや購入場所が多くないこと、また美味しさの面で少し不安があるなど、いくつかのハードルがあった。しかし、今回のコラボレーションは低糖質食に精通するRIZAPと、生活に身近なコンビニエンスストアという強力なタッグにより、消費者が手軽に低糖質食を取り入れられる環境となった。

RIZAPの瀬戸健社長は、「ファミリーマートさんとともに、『おいしく手軽に低糖質』が実現しました。これからもっと消費者の健康や生活習慣病の予防に取り組むヘルスプロモーションを加速していきます」と語る。

味に妥協しなかった商品ラインナップ

低糖質の食事のメリットは脂肪の生成を抑える期待にある。食したパンなどの糖質、つまり炭水化物は消化されブドウ糖となる。本来これは身体を動かすエネルギー源だが、取りすぎると膵臓で作られたインスリンが血中に放出されて、余分なブドウ糖を脂肪に変えるのだ。言い換えれば、糖質を控えるとインスリンの作用も脂肪の生成も抑えられる。

今回の新商品は、たとえば糖質天然原料由来の甘味料エリスリトールを使用した「RIZAP カスタードプリン」は、糖質が一般的なカスタードプリンに比べて43%オフ*。また、「RIZAP ふんわり食感チョコチップケーキ」の場合、糖質はファミリーマートで発売中のチョコケーキより50%カット**されている。

多彩なラインナップを見てみよう。

*日本食品標準成分表2015年度版(七訂)カスタードプリンとの比較
**ファミリーマートの「厚切りチョコケーキ」100gあたりとの比較
 

〈RIZAP ハムチーズロール〉

価格:本体112円(税込120円)
糖質:13.9g/125kcal(1個あたり)※エリスリトールを除いた糖質量は10.9g(1個あたり)

大豆粉、小麦ふすまなどを使用し、1個あたりの糖質量を15g以下に抑えたパン生地に角切りハムを練りこみ、チーズをトッピングして焼き上げた。オリーブオイルを使用しトランス脂肪酸フリーを実現。

〈RIZAP ブランロール〉

価格:本体102円(税込110円)
糖質:14.2g/115kcal(1個あたり)※エリスリトールを除いた糖質量は11.0g(1個あたり)

大豆粉、小麦ふすまなどを使用し、1個あたりの糖質量を15g以下に抑えた。プレーンな仕上がりでお好みのおかずに合わせて楽しめる。また、オリーブオイルを使用してトランス脂肪酸フリーを実現した。

〈RIZAP チーズケーキ〉

価格:本体158円(税込170円)
糖質:8.5g/217kcal(1個あたり)

オーストラリア産のクリームチーズを使用したカップタイプのチーズケーキ。天然由来の甘味料である羅漢果(らかんか)を使用。糖質量を10g以下に。数量限定。

〈RIZAP カスタードプリン〉

価格:本体156円(税込168円)
糖質:7.0g/184kcal(1個あたり)※エリスリトールを除いた糖質量

北海道産の純生クリームを使用し、天然由来の甘味料エリスリトールを使用。一般的なカスタードプリンと比較*して糖質を43%以下に抑え、手に取りやすい一品に。

〈RIZAP ほろにが珈琲ゼリー〉

価格:本体184円(税込198円)
糖質:4.1g/94kcal(1個あたり)※エリスリトールを除いた糖質量

甘さ控えめのコーヒーゼリーにホイップクリームが絶妙のバランス。天然由来の甘味料エリスリトールを使用し糖質量を5g以下に抑えている。数量限定。北海道、沖縄県を除く。

〈RIZAP チョコチップスコーン

価格:本体149円(税込160円)
糖質:19.8g/370kcal(1個あたり)※エリスリトールを除いた糖質量

小麦粉の一部を大豆や小麦タンパクに置き換えることで、1個あたりの糖質量をファミリーマートの「しっとりチョコチップスコーン」100gあたりと比較して50%以下にまで抑えた、口どけの良い食感。数量限定。

〈RIZAP ふんわり食感チョコチップケーキ〉

価格:本体167円(税込180円)
糖質:12.0g/313kcal(1個あたり)※エリスリトールを除いた糖質量

小麦粉を大豆加工品や小麦タンパクに置き換えることで、1個あたりの糖質量を、ファミリーマートの「厚切りチョコケーキ」100gあたりと比較して50%以下に抑えた。数量限定。

〈RIZAP カフェラテ〉

価格:本体175円(税込188円)
糖質:8.16g/57.6kcal(1本あたり)※エリスリトールを除いた糖質量

天然由来の甘味料エリスリトールを使用。一般的なカフェラテと比較して糖質を約50%以下に抑えた(1)。数量限定。

〈RIZAP キャラメルラテ

価格:本体175円(税込188円)
糖質:8.16g/57.6kcal(1本あたり)※エリスリトールを除いた糖質量

生乳を加えて仕上げたキャラメル風味のカフェラテ。天然由来の甘味料エリスリトールを使用。通常のカフェラテと比較して糖質を50%以下に抑えた(1)。数量限定。

(1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)より、乳飲料(コーヒー)との比較。
 
「コンビニに低糖質スイーツが登場するのは、自然な流れですね」
|森崎友紀さんに低糖質スイーツについて聞いてみた|
森崎友紀
料理研究家であり管理栄養士、タレント、中医薬膳指導員、チャイルドマインダー、野菜ソムリエなど多彩な顔を持っている一児の母
コンビニエンスフードは働く人の必須アイテム。だから、主力商品であるパンや飲料に健康を意識した商品が増えることについては、とてもいいことだと思いますね。プロポーションをよくするには、「運動」よりもまずは「食」が柱となるので、お店に低糖質商品が登場するのは自然の流れだという認識です。
低糖質でカロリーや脂肪分がカットされていても、味や見た目の満足感をしっかりおさえて、価格も据え置きであれば、広く消費者に選ばれるのではないでしょうか。
低糖質を求める風潮については、もちろん、行きすぎた制限はおすすめしません。私自身、あまりあれはダメ、これはダメというふうに制限はせず、なるべく旬の食材をとり入れてバランスのよい食事を心がけています。今回の新商品は、"ふすま"などヘルシー素材を使っているようですね。私の料理にもよく登場します。商品開発は私にとってもテーマなんです。
食事を低糖質にして筋トレをすれば誰でもやせやすくなるでしょう。やせるのは簡単かもしれませんが、無理をすれば必ずリバウンドがやってきます。でも、低糖質が健康のキーワードとなり、ひとつの指針として自分の食生活に興味をもつことで改善につながったりすれば、それは歓迎すべきことですよね。

RIZAPは健康にもコミットする

RIZAPは過去もコラボ商品を企画してきた。大手宅配ピザチェーンのケースでは低糖質のピザを企画し、その売上を大きく伸ばしたという。今回の商品も消費者の反響が楽しみだが、RIZAPのこれらのチャレンジは、食を通して同社の目指す考え方を消費者へ打ち出している。それは、RIZAPのフィットネスという面だけではない総合健康企業としての考え方だ。

「人生最高の体と自信」というテーマは、今まで、のべ6万人もの人たちに共有されてきた。そしてトレーニングは食と密接に関係しているからこそ、RIZAPの店舗では食事指導が徹底される。またそのバックグラウンドとなる知見は、100を超える医療機関との提携など、同社のヘルスケア領域への積極的な関わりで担保され、この蓄積がRIZAPを次のステージに押し上げていくことになる。

糖尿病や高血圧など、若年層の生活習慣病予備軍が注目されて久しい。今回、身近なコンビ二でRIZAPの低糖質食品が手に入るようになったことで、誰もが気軽に、健康への第一歩を踏み出せることになった。そして「いずれ何も気にせず健康でいることを可能にする環境づくり」(瀬戸社長)を目指すRIZAPが次に打ち出す施策が今から楽しみになってくる。