富士世界遺産、大本命企業の“自負"

設立以来90年近く富士山に密着

富士急の大月駅のホームに並ぶ「フジサン特急」(左)と「6000系」(右)

富士山の「世界遺産」登録――。2013年を後から振り返ってみれば、日本にとって最も明るいニュースになるかもしれない出来事が、まもなく実現しようとしている。

すでに4月30日には、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産登録の諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)が、富士山を世界文化遺産にふさわしいと評価し「登録勧告」を行ったと発表した。この時点で世界遺産登録は確実視されている。

6月16日からカンボジアで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、登録の審議が漸次行われており、順調にいけば22日にも富士山の世界遺産への正式登録が決まる予定だ。

世界遺産登録により、日本のシンボルである富士山が、世界でも一段と認知度が高まることは間違いない。

富士山では現状、7月1日から始まる山開き期間である夏の約2カ月間に30万人以上が登山に訪れ、富士五湖の周辺には年間で約1500万人の観光客が訪れている。登録後は国内からのみならず、海外からの訪問客も大きく増える可能性がある。

日経平均大乱調の中でも年初来高値を更新

すでに株式市場では、富士山の世界遺産登録を見越して、「富士山銘柄」の物色が5月以降に進んだ。中でもその効果を最大限享受できるといわれているのが、富士急行(富士急)だ。

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