フェイスブック決算はモバイル広告が好調 売上高が予想を上回り前期比55.8%増に

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 11月2日、フェイスブックが公表した第3・四半期決算は、予想を上回る55.8%の増収だった。写真は同社のロゴマーク。サラエボで昨年12月撮影(2016年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

[2日 ロイター] - 米フェイスブック<FB.O>が公表した第3・四半期(9月30日終了)決算は、予想を上回る55.8%の増収となった。モバイル向け広告が大きく伸びたことが寄与した。

株主帰属の純利益は23億7000万ドル(1株0.82ドル)と、前年同期の8億9100万ドル(同0.31ドル)から急増した。

特別項目を除く1株利益は1.09ドル。

総売上高は45億ドルから70億1000万ドルに増加。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想の69億2000万ドルを上回った。

広告収入は68億2000万ドル。このうちモバイル向けの広告が占める割合は84%と、前年同期の78%から上昇した。

ファクトセット・ストリートアカウントがまとめた広告収入のアナリスト予想は67億1000万ドルだった。

9月30日時点で、フェイスブックのサイトの月間利用者数は前年比16%増の約17億9000万人。フェイスブック利用者の90%超はモバイル機器経由で、モバイル経由の平均利用者数は1日当たり10億9000万人と、22%増えた。

ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は声明で「すべての当社アプリで動画を最優先する目標に向け前進しており、10カ年のテクノロジー行程表を実行している」とコメントした。

発表を受け、株価は時間外取引で1%高の128.35ドルをつけた。

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