渦中のクックパッド穐田氏が、ついに動いた

不動産サイトにTOB、去就はどうなる?

穐田氏はついに混乱が続いたクックパッドを去るのだろうか(写真:読売新聞/アフロ)

不動産ポータルサイトを運営するオウチーノは28日、株式公開買い付け(TOB)と第三者割当増資の実施を発表した。その結果、議決権の過半数を占める大株主になるのは、意外な人物だった。

その人物とは、お家騒動で揺れるクックパッドの前社長で、現任の取締役兼執行役である穐田誉輝(あきた・よしてる)氏。穐田氏はベンチャーキャピタル大手のジャフコなどを経て、2001年よりカカクコムの代表取締役に就任。2003年には同社を東証マザーズ上場に導いた(2005年には東証1部に市場変更)。

その後、2007年よりクックパッドの社外取締役、2012年からは社長に就任。海外展開や新事業にも力を入れ、業績を大幅に伸ばした。2016年1月にクックパッド創業者である佐野陽光氏との経営権をめぐる争いが表面化し、その後3月に社長を退任したことで注目を集めたが、ネット業界では投資家、経営者として高い評価を得てきた。

穐田氏は最大、株式の66%を握ることに

今回、穐田氏は議決権の過半数の取得を目的として、オウチーノ株の公開買い付けを行う。創業者の井端純一社長(来年3月の株主総会をもって退任を発表)と配偶者の所有株式とオウチーノの自社株については、公開買い付けに応募する意向だという。

また、オウチーノは穐田氏と、同氏が顧問候補として推薦する4名に対し、第三者割当増資を行うことを発表している。4名とは堀口育代氏、林展宏氏、菅間淳氏、舘野祐一氏 。いずれも穐田氏の社長時代に、クックパッドの財務や技術部門の最高責任者の執行役として、経営を支えた幹部だ。

穐田氏は現時点ではオウチーノ株を保有していないが、これらの結果、最大で66%の株式(増資後の所有割合)を取得することになる。なお、オウチーノは東証マザーズ上場を維持するという。

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