「好物を最初か最後に食べる」人は絶対に太る 食欲が暴走するのにはワケがある
人間は塩分がなくては生きていけませんし、甘いモノ(糖質)は脳の栄養源です。よってどちらも人間が本能で欲する味。だから“やめられない、とまらない”のです。
これは、お米やお酒といった糖質でも同じこと。「唐揚げやポテトフライとビール」「漬け物とごはん」といった組み合わせが、食べ過ぎにつながりやすいのはみなさんも経験上ご存じですね。
食べ過ぎを防ぎたいなら、塩味+甘味(糖質)のコンビには要注意。
食事に関して言えば、できるだけ「しょっぱいおかずとご飯だけ」という献立にならないようにすることが大事です。
そこで意識するとよいのが「五味」。五味とは塩味・甘味・酸味・苦み・うま味の5つの味のことです。
献立を考えたり、料理を注文するときは、五味を頭に浮かべて、酢や梅肉などを使ったすっぱい料理、ピーマンやゴーヤなどに苦みが感じられる料理、だしの効いた料理など、できるだけ多くの味が食卓に並ぶように工夫してみてください。さまざまな味の食べ物を一つひとつ味わって食べると、食事に対する満足感もアップし、それも食べ過ぎ防止につながります。
好物は最初と最後に食べない!
食べる順番にも「食べ過ぎの罠」が潜んでいます。
「おなかが空いているときに味わいたいから最初に食べる」「大好きな味で食事を終えたいから最後」……実は、どちらもNG! 食べ過ぎにつながりやすく、ダイエットをしたい人にはおすすめできない食べ方です。
食事の最初、空腹状態のときに好物を食べると、「もっと食べたい」と勢いがついてしまって早食い・ドカ食いになりやすく、そればかり食べてしまって栄養バランスが悪くなる傾向が。
最後にとっておくと、他のおかずでおなかがいっぱいのところに、好物を食べることになりやすく、こちらも食べ過ぎの原因になります。
大好物が生野菜や豆腐のようなヘルシーな食べ物であればあまり問題ないのですが、たいてい、唐揚げやとんかつ、餃子、ハンバーグなど高カロリーの料理だったりするため、食べるタイミングがまずいと過食の原因になりやすいのです。
では、好物を食べるベストのタイミングはいつかというと、「腹五分目」くらいのとき。おなかもほどほどに落ち着いてきて、まだ余裕のあるころ、大好きな料理の味をゆっくり味わいましょう。ここで「おいしかったー!」という満足が得られれば、食べ過ぎ防止にもつながるはずです。
一方、食事の最初と最後には、決まった飲み物をとるようにすると、これも食事量のコントロールに役立ちます。
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