外国人投資家がついに日本株を買い始めた?

「7兆円売り越し」が一転7679億円の買い越し

外国人投資家が、にわかに安倍政権の政策を積極評価するようになったとは思えない。ここへ来ての「大量買い」は一時的なのか、それとも続くのか(撮影:尾形文繁)

為替市場で、米ドルが主要通貨に対して強含む展開が続いている。これは主に年内の米金利引き上げ観測が高まっていることが原因だ。前週末のドル円相場は1ドル104円10銭台だった。13日(木)の東京時間には104円64銭と、9月の戻り高値104円32銭を上抜く場面も見られた。

外国人投資家は、ついに「買い」に転じた?

一方、日経平均株価は11日(火)に1万7074円まで上昇したが、9月戻り高値の1万7156円をクリアできなかった。売買代金の低迷が続いており、日経平均の上値は重そうだ。

日経平均が、上下一定の「ボックス相場」の上限で跳ね返されるパターンには慣れっこになっており、市場関係者からも「やっぱりダメだね」といった声が聞かれる。しかし、14日(金)の引け後に発表された10月第1週(3日-7日)の投資部門別売買動向では、大きな変化が見られた。

日本株を大幅に売り越していた外国人投資家が、現物と先物合計で7679億円も買い越したのだ。

この買い越し傾向が継続するのであれば、日経平均はボックス相場から方向感の出る「トレンド相場」に転換する可能性がある。今回は「その兆し」について説明したい。

少し前のことになるが、10月第1週の日経平均は410円(+2.47%)、TOPIXは27pt(+2.08%)それぞれ上昇している。現物と先物の、「売り手」「買い手」を細かく見ていこう。

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