就活生が選ぶ「業界別・就職人気ランキング」 金融、流通など9業界のランキング上位を発表

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マスコミ業界の1位は電通(総合13位)、2位は集英社(総合14位)、3位は博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ(総合18位)。広告代理店は後半ランキングで順位をアップさせる傾向があり、中でも電通は後半ランキングではここ3年トップになっている。

メーカーが主体の電機機器業界の1位は日立製作所(総合43位)で、2位は三菱電機(総合57位)となっている。両者とも理系ランキングでも上位で、日立製作所は理系4位、三菱電機は理系5位にランクインしている。3位は業績回復が鮮明になってきたソニー(総合143位)、4位にはApple Japan(総合147位)が入った。

業界内で一歩リードの明治、NTTデータ

食品は生活関連企業として普段から目に入りやすい業界のため、多くが総合順位でも上位にランクインされている。そんな中で1位の明治グループ(明治・Meiji Seikaファルマ、総合9位)が頭一つ抜けた状態となっている。食品業界のカテゴリーに入っているが、医薬品や動物薬、農薬など幅広く事業を展開していることも人気の原動力だ。

化学・医薬・化粧品業界は、総合25位の資生堂がトップ。トイレタリー国内首位の花王(総合75位)が2位にランクインしている。3位には化粧品大手のコーセー(総合90位)が入った。

通信・IT・ソフトウェア業界の1位はNTTデータ(総合32位)で、ここ数年トップの座を維持している。以下、2位はITサービス大手のSCSK(総合102位)、3位はNTTドコモ(総合116位)の順である。

総合ランキングでも上位に顔を出す商社は、五大総合商社の人気が高く、上位を独占している。今回のランキングでは、1位三菱商事(総合15位)、2位伊藤忠商事(総合16位)の順だが、毎回順位の入れ替わりが激しい。

流通業界のトップはニトリ(総合63位)。成長企業ということに加えて、採用数の多さも人気の理由のひとつとなっている。2位にイオン(総合111位)、3位に紀伊國屋書店(総合113位)が入った。

建築・住宅は住友林業(総合106位)がトップ。木材建材と注文住宅がメインだが、木材を軸に、保全林業や商社としての役割を持つなど、幅広い職種領域が人気となっている。以下、2位積水ハウス(総合171位)、3位大和ハウス工業(総合200位)となっている。

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