「セクハラに遭いやすい人」が持つ意外な特徴 アナタの「長所」が逆に危険を招いているかも

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■首、手首、足首の出る服装をする

「首」のつくところを出しているとセクハラに遭いやすいです。介護・医療の現場でも女性職員へのセクハラが大きな問題になっていますが、いちばん上までシャツやポロシャツのボタンを留め、足首まで覆うパンツをはくようにしただけで、セクハラの被害がぐんと減ったという事例もあります。

同じパンツでも、足首の出るものを避けることが有効です。胸元が開きすぎている場合は、職場ではスカーフを巻いて隠すなどしてもよいと思います。

「モテテク」の想定外

■揺れるアクセサリーやふわふわした髪型をする

いわゆる「モテテク」の記事に取り上げられているように、ふわふわ、ゆらゆら、キラキラなど、男性は不安定なものに惹き付けられる傾向があるため、揺れるアクセサリーやふわふわした髪型、キラキラの持ち物は「モテアイテム」の定番といわれていますよね。

これらは、同時にセクハラされやすいアイテムとも言えます。とても細かい指摘のように思われるかもしれませんが、自分がセクハラされやすいように感じる方は、固定されるタイプのイヤリングやピアス、髪はまとめるなどして、防御しましょう。

◇ ◇ ◇

もちろん、セクハラは許される行為ではなく、セクハラする側が悪いのは言うまでもありませんが、自分では意図せぬ形でセクハラされやすい状態に陥っている場合があります。Aさんの気を引きたいがためにやっていることが、Bさん、Cさんに反応されてしまう……などということはよくあります。

セクハラを受けやすいと思ったら、職場と割り切って、セクハラされやすい要素が重ならないよう、しっかり自衛しましょう。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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