ローソンのカット野菜、急成長の秘密

“弱点”払拭で、販売が一気に4倍

スーパーの生鮮食品売り場やコンビニエンスストアの冷蔵食品コーナーで売られているカット野菜。キャベツやレタスなどを工場で洗浄、あらかじめ切って(カットして)袋に詰め込んだ商品で、開封後、すぐに食べられたり、料理に使えたりする手軽さが利点だ。

一方で、カット野菜には、単品では生鮮食品売り場に並べない規格外のいわゆる「“クズ野菜”を使っている」「値段の割に量が少なく“割高”」というネガティブなイメージもあり、爆発的に売れている印象はあまりなかった。

そのカット野菜が、コンビニ大手のローソンでヒット商品となっている。ローソンの独自企画であるプライベートブランド(PB)「ローソンセレクト」のカット野菜が、2012年度(12年3月~13年2月)の販売数量を、前年度からなんと約4倍に伸ばしたのだ。

ネガティブなイメージを払拭

急成長の裏側には何があるのか。謎を解くカギは、カット野菜が持っているネガティブなイメージを払拭したことにある。

まずは、“規格外のクズ野菜”だ。強力なパートナーとの連携構築がキモとなった。「洗わずに食べられるなら、野菜そのものにこだわろう」(生鮮コンビニ推進部管掌の前田淳・執行役員)という方針に沿って、関東甲信越地区でパートナーに選んだのが群馬県の富士食品工業である。

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