皆さんは、ご自分の後輩や部下にあたる若者たちが、どのような方法で物事を調べ、どこから情報を得ているかご存知ですか? すぐ思いつくのは「ググる」ことかもしれません。行きたい店や欲しいモノ、流行のファッションやグルメを、グーグルのトップページに入力して検索する、今では一般的な方法です。
しかし最近、若者たちの間では「まずググる」というのが主流ではなくなってきているといいます。彼らが代わりに駆使するのは「インスタグラム」の「ハッシュタグ機能」です。
イマドキの若者がなぜ新しい検索方法を選ぶのか。そして、ミドル以上の世代もインスタグラムを活用して、デキる大人になる方法はないだろうか……? SNSマーケティングのプロ・アライドアーキテクツ社が運営するSNSビジネス活用情報サイト「SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)」編集長・藤田和重氏と、同社のSNSプランナー・金濱壮史氏に、今さら聞けないインスタグラムの基礎知識と最新活用法を伺いました。
「ハッシュタグ検索」がここまで支持される意味は?
インスタグラム(インスタ)はiPhoneやAndroidで利用できる、写真特化型のSNSアプリケーション。写真さえあれば、キーワードとなる「ハッシュタグ」をつけ、すぐに投稿できる手軽さが魅力です。また、写真を加工できる「フィルター」機能があることも特徴。世界中に愛用者が多く、月間アクティブ利用者数は5億人と言われています。
たとえば「パンケーキがおいしいお店」を探したいとき。私たちはグーグルなどの検索サイトから「パンケーキ」と入力して探しますね。しかし最近の若者たちは、インスタグラムの「検索ボックス」に「#パンケーキ」と入力して検索。すると、膨大な数のパンケーキの画像とともに、実際に食べた人、お店に行った人のコメントが表示されます。
彼らが第一の情報検索手段としてインスタグラムを選ぶのには、いくつか理由があると金濱さん(ご自身も20代男性)は言います。
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