英次期首相にメイ内相、「EU離脱成功裏に進めたい」

故サッチャー氏に続く2人目の女性首相誕生

 7月11日、英EU離脱決定を受け辞任を表明したキャメロン首相の後任にテリーザ・メイ内相が就任することが決まった。議事堂前で記者団に語るメイ氏(2016年 ロイター/Neil Hall)

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け辞任を表明したキャメロン首相の後任にテリーザ・メイ内相(59)が就任することが11日、決まった。英国では故サッチャー氏以来、2人目の女性首相となる。

与党・保守党の党首選からレッドソム・エネルギー担当閣外相が撤退を表明したことを受け、メイ氏はこの日、保守党党首に就任。キャメロン首相は13日にエリザベス女王に辞表を提出し、メイ氏が同日新首相に就任する。

メイ氏は前月の国民投票ではEU残留を支持。同氏が次期首相に就任することは、国民投票で敗北した陣営が離脱の複雑な手続きの舵を取ることを意味する。

メイ氏はこれまでも投票結果は覆さないと表明。この日の保守党党首就任後も「ブレグジットはブレグジットだ」とし、「離脱を成功裏に進めたい」と述べた。

メイ氏は英国は交渉戦略を策定するために時間が必要とし、年内は離脱手続きを開始しないとの立場を表明。この日にバーミンガムで行った演説では、国民投票のやり直しはないと表明すると同時に、「首相として英国のEU離脱を確実に進めたい」との立場を示した。

同演説では経済政策について「一握りの特権階級だけでなく、すべての国民にとり機能する国家」にしたいとの抱負を語ったほか、住宅建設の加速、脱税の取り締まり強化、省エネ社会の推進などを課題として挙げた。

保守党はこれまで新党首を9月9日までに選出するとしていた。早い時期に新党首が決まったことで市場では安心感が広がり、EU離脱決定を受け31年ぶりの安値をつけていた英ポンドは反発。ポンド/ドル<GBP=D4>は0.1%高の1.2970ドル近辺で推移している。ただ国民投票前と比べるとまだ約13%低い水準にある。

ロンドン株式市場のFTSE100種総合株価指数<.FTSE>は前営業日終値比1.4%高の6682.86でこの日の取引を終えた。

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