マツダとアルファロメオ、蜜月に至った理由

大手に寄りかからず、独自の地位を狙う

マツダは1月18日、伊フィアット傘下のアルファロメオ向けに、2人乗りオープンスポーツカーを供給する契約を結んだと発表した。昨年5月に発表したフィアットとの事業提携計画に基づくものだ。

アルファロメオ向けの新型車は、2015年に投入される予定のマツダ「ロードスター」(=タイトル下写真=)の次期モデルをベースに開発され、広島県の本社工場で生産される。ただし、車体のデザインとエンジンはマツダ、アルファロメオがそれぞれ独自に開発したものを採用するため、クルマとしてはそれぞれユニークなものとなる。

マツダのロードスターといえば、1989年に初代が登場、2人乗りスポーツカーという特殊なカテゴリながら、90年にはグローバルで7.6万台を販売するヒット車になった。現行車は、05年に登場した3代目で、米欧を中心にグローバルで年間約1.6万台、国内では1000台程度が販売されている。

マツダの“象徴”を外部に供給

もともと量産効果が効きにくいニッチ車種であり、アルファロメオの生産も請け負うことで生産台数を拡大、コストダウンを進める。ただ、ロードスターは大手メーカーとは、一線を画した技術・商品展開を得意とする中堅メーカーとしてマツダを“象徴”するようなクルマだ。そっくりそのままではないにしても、マツダの中核となる存在を外部に供給するというのは、ある意味で画期的なことでもある。

フィアットとは、スポーツカーOEMを第一弾として、引き続き業務提携の拡大については検討を続ける計画だ。

マツダはフィアットだけでなく、このところ大手自動車メーカーとの事業提携を広げている。

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