日比谷野音が90周年、伝説のイベント再び 秋元康、南こうせつ、道重さゆみらが思い語る

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1923(大正12)年に開設され、今年90周年を迎える日比谷野外大音楽堂(日比谷野音)は17日、アーカイブ、テーマソング制作、記念イベントの3つからなる記念事業の概要を発表した。日比谷公会堂であった説明会には、委員長の湯川れい子をはじめ、作詞家の秋元康、指揮者の井上道義、歌手の南こうせつ、作・編曲家のミッキー吉野ら委員とともに、SHOW-YAの寺田恵子、モーニング娘。の道重さゆみらが特別ゲストとして登壇。それぞれの思いを語るとともに、テーマソングも発表された。

90周年記念のテーマソングとして披露された「~今日から未来へ~(Today、Tomorrow&Forever)」は、作詞を湯川れい子、作曲をミッキー吉野が担当。竹越かずゆきをメインボーカルに、コーラスにTSMゴスペルアンサンブルがずらりと並び、これに南こうせつやゲストの寺田恵子、道重さゆみらも加わり、「みんなの未来の歌を歌いたいと思って書いた」(湯川れい子)というバラードが歌われた。

野音への思い語る

秋元康は少年期のキャロル解散コンサートの思い出を語った

会見では、野音での過去の思い出や、思いがいくつも披露された。南こうせつはフォークイベントの様子を語った。「あの当時、吉田拓郎がいて、岡林信康がいて、井上陽水がいて、泉谷しげるがギターをステージの上でぶっこわして、それも加藤和彦さんから借りたマーチンのD-45というものすごく高いギターで。そして、岡林信康さんが歌っているときに、野次が飛ぶんですね、当時は。それで岡林さんが途中で歌をやめて、ギターをもって、その客と喧嘩が始まったんですね。何か熱い時代でしたね」。

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