釣りの名所ピンチ、ブラックバス激減の真相

客足が遠のき、貸しボート店は困惑…

稚魚が潜り込んだ泥が空気にさらされたため、冬を越せなかったか(写真:june. / PIXTA)

佐賀県内外の釣り愛好家が訪れる北山ダム(佐賀市)で、ブラックバスが激減している。

生態系への影響が問題視される外来種だが、北山ダムは県内で唯一キャッチ・アンド・リリースが認められている名所。ダムの防災工事で冬場に水位が下がったことが影響し、稚魚が生き残れなかったとみられ、バス釣りファンや客足が遠のいた周辺の貸しボート店は困惑している。

例年なら平日もにぎわうバス釣りシーズンなのに…

当記事は佐賀新聞LIVEの提供記事です

「1日に30匹を釣り上げていた腕のいい人が、今では1匹釣れるかどうか。売り上げも半減したよ」。5月下旬、北山ダムの近くで貸しボート店を営む男性はため息をついた。

例年なら平日でもにぎわうバス釣りのシーズン。ボートはすべて湖畔に並んだままだ。

北山ダムは、初心者でもブラックバスの釣果を挙げられる人気スポットだった。県の条例では、2006年からブラックバスの移動や再放流が規制されているが、ここはそれ以前から九州有数のバス釣りの名所。

釣りファンや関連業者の声を受け、県もキャッチ・アンド・リリースを認めている。周辺には4軒の貸しボート店があり、バス目当ての客でにぎわってきた。

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