差別と日本人 野中広務・辛淑玉著

差別と日本人 野中広務・辛淑玉著

被差別部落出身、在日朝鮮人の共著者が、現代の日本にいまだに根強く残っている差別の実態について語った対談集。部落、人種、男女差別、また従軍慰安婦問題、沖縄問題、ハンセン病訴訟などの背景に横たわる差別と、論点は多岐にわたっている。

なぜ、差別はなくならないのか。差別の本質とは、富や資源の配分において格差を設けることであり、その格差を合理化する(自分がおいしい思いをする)ためならなんでも差別の対象にする。つまり、人間の欲望と直結しているからである。だからこそ、さまざまな理由をつけては、人は人を差別する。

ともに差別を受ける側に生まれた両者だからこそ、語りえた迫真性がある。

角川oneテーマ21 760円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
労基署監督官の告発<br>過重労働がはびこる真因

電通で起きた新入社員の過労自殺事件をきっかけに、働き方への関心が高まっている。労働行政の現場に立つ労働基準監督官3人が匿名で語る「過重労働大国ニッポンをどう変えるか」。