荒川詔四・ブリヂストン社長--かつてのラジアル化に続く大きな転換点が来た

BSの経営執行会議の議事は、中計に入っているものばかりだ。中計検討会でみな一度は必ず目にしているものだから、タイミングや投資規模といった実務的な議論にすぐ入れる。それがないとまず事情説明から始めなくてはいけない。

--自動車業界は環境対応へ急激に傾斜しています。タイヤ業界はどんな状況でしょうか。

米国でも省燃費タイヤ「エコピア」を4月に発売した。転がり抵抗と濡れた路面走行とのバランスを両立させたタイヤだ。欧州はすでに環境規格が存在し大きなニーズがある。米国は共和党時代には特定の州以外はあまり一般的ではなかったが、ここに来てユーザーの関心が高まってきた。政府が「環境でリーダーになりたい」と言い始めたし、今後はどんどん進むと思う。ハイエンドに限らず、どのクラスのタイヤにも環境技術は求められていくだろう。


あらかわ・しょうし
1944 年生まれ。東京外国語大学卒業。68年ブリヂストン入社。海外畑を長く歩む。97年取締役、2005年副社長などを経て06年より現職。写真のタイヤは同社開発の省燃費タイヤ「エコピア」

(鈴木雅幸、高橋由里 撮影:尾形文繁 =週刊東洋経済)

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