結婚後に離職した女性は3人に1人

厚生労働省が2002年10月末時点で20~34歳であった全国の男女とその配偶者を対象に、06年11月に実施した「第5回21世紀成年者縦断調査」によると、それまでの4年間に結婚し、結婚前に仕事をしていた女性のうち、結婚後も同じ職に就いている人はほぼ半数にとどまり、「転職」が15.9%、また「離職」した人が3人に1人(32.1%)に上る。

直近1年間に結婚した人に限ると、もともと「結婚を機に仕事を辞める」つもりだった人の場合、「離職」が67.2%で多数派となっているが、問題なのは「結婚した後も仕事を続ける」と考えていた人についても、「離職」の11.6%を含め、結果的に4人に1人が結婚前と同一の就業を継続できなかったことだ。

結婚後の就業継続に関する家族の考え方や会社の雰囲気別に就業継続状況を見ると、「結婚を考えている相手や家族が結婚後退職することを望んでいる」または、「職場に結婚後働き続けにくい雰囲気がある」というケースでは「離職」の割合は55.9%に達し、同じ職場で就業する人は35.3%にすぎない。一方、そうしたことがない人の場合、離職率は27.6%で、54.2%が同じ職場にとどまっている。

結婚後も働き続けるには本人の就業意欲が必要なのはもちろんだが、そうした本人の意欲や仕事の継続の可否には周囲の理解やサポートが強く影響を及ぼしていることがうかがえる。
(『東洋経済 統計月報』編集部)

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