サークルKサンクスが生野菜サラダ新商品を販売。自社ブランド構築に向け育成

サークルKサンクスが生野菜サラダ新商品を販売。自社ブランド構築に向け育成

サークルKサンクスは、生野菜サラダの新商品10アイテムを5月に発売する。これまで、サラダはターゲットを絞った開発をしていなかったが、カテゴリー全体を見直し、健康志向の男性や女性客を囲い込む狙いだ。

今期のコンビニ業界は、タスポ効果の一巡で成長がより鈍化する可能性が高い。業界各社は医薬品販売や新規商材の開発など、多方面から新たな成長軸探しに懸命だ。サークルKサンクスも、今期の業績はシステム関連の償却負担の増加で営業減益となる見込みだが、自社ブランドを中心とした商品面の見直しで、店舗の販売力を底上げしていく考えだ。

今回発売する新商品群のキャッチコピーは、「Vege Phyto(ベジ ファイト)」。ラテン語の「vegeto 活気づける」とギリシャ語の「phyto 野菜」を組み合わせた造語だ。販売される10つの新商品には、ミックスサラダ(148円)やコーンサラダ(180円)などの定番品に加え、カラフルサラダ(230円)やタコライスサラダ(330円)などの変わり種が含まれている。

定番商品は、パスタやおにぎり、弁当との「買い合わせ」を考慮しながら開発する。種類や量のバランスも見直した。価格面も値ごろ感を重視しているという。一方、カラフルサラダは、豆類や野菜に加え、トマト味やグレープフルーツの寒天が入っている。パックごと「振る」ことで、寒天と野菜を混ぜて食べる商品だ。タコライスサラダは上部のタコライスのみを温めて生野菜と混ぜ、スプーンで食べる。ご飯と野菜を同時に摂取できる「一食完結型サラダ」となっている。

材料には国産野菜を使用する。全国の工場に近い産地を選ぶなど、鮮度を重視した。季節に応じて野菜の種類や産地を変化させていくという。常時17~18アイテム程度を展開する予定だ。現在、サラダの売り上げは1日1店舗当たり約3600円だが、ベジファイトの導入で、50%増の5400円を目指す。

川口雅洋・デイリーフーズ部長は、「男性はメタボ対策、女性は肌対策などで野菜を食べたい人は増えている。意外性のある新商品で、健康志向のニーズをしっかり取り込みたい」と話す。

サークルKサンクスにとって、今期の商品政策の柱は、PBパン「おいしいパン生活」やデザート「シェリエドルチェ」、パスタの「ルベッタ」など、「カテゴリーごとに構築したブランドを徹底的に強化していく」(中村元彦社長)ことだ。ベジファイトはキャッチコピー段階にとどまっているが、今後は商品改廃を重ね、ブランドに育成する方針だ。
 
(田邉 佳介)


《東洋経済・最新業績予想》
(百万円)   営業収入  営業利益 経常利益  当期利益
連本2009.02  213,398 23,009 22,566 9,435
連本2010.02予 212,100 20,470 19,200 9,100
連本2011.02予 215,000 20,800 19,500 9,200
連中2008.08  109,017 13,709 13,595 5,871
連中2009.08予 108,200 11,600 11,000 4,600
-----------------------------------------------------------
         1株益¥ 1株配¥
連本2009.02  112.7 40 
連本2010.02予 108.6 40 
連本2011.02予 109.8 40 
連中2008.08  70.1 20 
連中2009.08予 54.9 20 

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