数に強い人は「割り算の筆算」をこうイメージする 「やり方の暗記」より「イメージ」が大切なわけ

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そして、これを筆算では簡略化して、「14÷4」をして「14-12=2」と書く、ということをやっていたわけですね。

実際はこんなことが行われていたわけです。

ここからはまったく同じ操作なので省きますが、100円玉2枚を10円玉20枚に両替し、もともとあった10円玉2枚を足した22枚の10円玉を、4人に分配することになります。

すると10円玉は1人5枚あることになり、2枚余ります。

これをまた1円玉に両替して、1円玉が21枚あることになるので、これを4人に分配すると、1円玉を1人5枚配ることができて、最後に1円玉が1枚余ることになります。

図にするとこういうことですね。

筆算は、実はこれを簡略化しているものなんですよね。大きいほうから分配していって、大きいものが余ったら「両替」をして、また分配していく。これが筆算なのです。

「やり方の暗記」ではなく「イメージ」が大切

これは割り算の筆算の話だけではありませんが、算数や数学において、公式ややり方を丸暗記するだけだと肝心なときにとんでもないミスをしたり、ド忘れしてしまったりします

重要なのは、ちゃんとイメージをつけておくことです。硬貨やお札を導入して、しっかりと割り算の筆算のイメージをつかむことで、忘れにくくなります。ぜひやってみてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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