有料会員限定

オルカンだけの人より稼ぐための「ベスト投信」② J-REITの分配金利回りランキング TOP10

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 最新
拡大
縮小

ベスト投信記事の後編をお届けする。

REITと印字されたブロック
(写真:78create / PIXTA)

特集「1億円を目指す 資産運用大全」の他の記事を読む

日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新。新NISAもスタートするなど、資産運用には絶好のチャンスが到来している。『週刊東洋経済』4月27日-5月4日 合併号の第1特集は「1億円を目指す 資産運用大全」だ。今や資産1億円も夢ではない。

※記事の前編はこちら
週刊東洋経済 2024年4/27・5/4合併号(1億円を目指す資産運用大全)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年4/27・5/4合併号(1億円を目指す資産運用大全)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

インデックスファンドにしろ、アクティブファンドにしろ、値上がり益を確保しようとすると、値下がりリスクが気になり落ち着かない。そうした場合、利回り重視で投資するという手もある。

利回りベースの投資商品として選択肢に挙がるのが、不動産投資信託(J-REIT)だ。

というのも、J-REITはこのところ市場の需給悪化から下落が続き、多くのファンドで分配金利回りが大きく向上しているからだ。

需給が悪化したのは、新NISAの影響ともいえる。新NISAで誕生した成長投資枠で購入できる投信の対象から、「毎月分配型投信」が外されたからだ。

高配当株との違い

個人の間で人気を集めていた、J-REITを組み入れたREIT型投信は、その多くが毎月分配型。そのため新NISAの恩恵を受けることができなくなり、成長投資枠で投資できるほかの投信に乗り換えたと考えられるのだ。

事実、J-REITの投資部門別売買動向を見ると、23年7月以降、一貫して売り越し基調が続いている。24年2月末時点で、J-REITを組み入れて運用されている投信の本数は156本で、純資産残高の総額は4兆3823億7500万円にもなる。このすべてが解約されることはないだろうが、新NISAへの移行によるJ-REIT市場の売り圧力は、しばらく続きそうだ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
1億円を目指す 資産運用大全
新NISA活用で「1億円」を目指す 資産運用大全
ベスト投信、億り人シミュレーション、出口戦略…
まずは月3000円や1万円でも「複利」の効果あり
20~50代まで10パターン、月3万円でも1億円
何を買う? 分配金を受け取る? 為替ヘッジ?
リターンとリスク? 基準価額? 3つの手数料?
1日で資金1000億円を集めた「お化けファンド」
純資産残高3兆円、コストの低さが人気だが…
日経平均株価やS&P500を上回るファンドとは
J-REITの分配金利回りランキング TOP10
新NISAが始まったのに資金流出が止まらない
アクティブファンドが復活する3つの理由
インデックス投資よりも儲けたい人は必見!
マーケットで注目されそうな話題を先取り
日本企業が世界で高シェア、AIブームも追い風
東証の要請で企業経営が激変、投資家にも恩恵
株価が10倍以上に化ける小型成長株の3条件
1位の銘柄は利回り7.46%、株主優待銘柄も
1年で株価10倍超、69年連続増配、バフェット…
新NISA開始で投資初心者から注目されているが…
専業投資家DAIBOUCHOU氏が平易に解説
ポイントを押さえれば資産1億円への選択肢に
ビットコイン、イーサリアム、リップル…
少ない資金で取引できるが"溶かす"おそれも
著名人なりすまし広告で被害拡大、ロマンス詐欺も
「この低金利時代、貯蓄しているやつはバカだ」
カリスマ投資家が教える「大損しない株の売却術」
利益確定と損切りのポイントを平易に解説
退職後の資産取り崩しで留意すべき3原則
元国税専門官が税金対策のポイントを徹底解説
新NISA、インデックス投資、株式投資、金利…
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内