「見えない家事」が一目瞭然になる超簡単なコツ "家事ができる子ども"はこうして育つ

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数年前に購入した釜浅商店の子ども用包丁。某イベントでやっていた包丁の銘入れに興味を持った息子がほしがったので、大奮発して買ってあげたのです。購入条件はちゃんと使用すること、だったのですが、これも中学受験で崩壊……涙。料理練習も復活したい!(写真・著者撮影)

今回の記事を書くにあたり、この連載に連動した私のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」でも、メンバーのみなさんに「子どもに家事参加させるオススメの方法」を募集しました。それを以下に紹介します。以下の( )内はお子さんの年齢です。

子どもに家事参加させるオススメの方法

・子どもの担当家事を決める。無理なときは親がやるという余裕をもったやり方が継続させるコツ。(小3)

・お手伝いをすると、テレビやゲームの時間を増やせるルールで。たとえば、お手伝いごとに5分とか、家事ごとにポイントを決めて1ポイント1分とか。(小2、小3)

・ポイント制の場合、ホワイトボードにポイント詳細を書き出してわかりやすくする。(小2)

細かく指示しないでまず自分のやり方でやってもらう。親のやり方ではなく、自分でやり方で始めたほうが積極的にその後も続けてくれるので。終わったあとに改善点は多少指導。家事の超基本がわかった年齢の子どもにオススメ。(小6)

・石田勝紀さん著『勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!』を参考に、お手伝いをポイント制にして子ども手帳に記入。週一でポイントをお小遣いに。中学からは高校卒業まで貯めると10倍で現金化できるという独自ルールに。この方法がハマり、大学生になってもやりたいと子どもが希望している。(小学生~高校生)

お小遣いではなく、ゲーム時間を増やすというアイデアはなるほど! うちの息子に向いてそうなやり方なので早速試してみようと思いました。

子どもはそれぞれ性格や年齢によって家事参加したくなるツボが違います。家庭に合うやり方をうまく見つけて、ギスギスすることなく少しずつ子どもの家事参加が増えて、子どもに家事力が身に付くといいですよね。うまくいくまでは骨が折れますが、その日々は、きっとお子さんの未来の幸せな生活につながるはずです。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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