飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らされたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。
そば店なのに弁当 さらに「丼」なのに「弁」
今回のテーマは、ゆで太郎の「ミニのり弁」です。なお、詳しくは後述しますがゆで太郎には大きく分けて直営とフランチャイズの2種類があり、今回の記事では基本的にゆで太郎システムが展開する後者を扱います。
ゆで太郎といえば、代表メニューは何といってもそば。一方でカツ丼やカレーといった「丼メニュー」もいくつか展開しています。中でもミニサイズのみを展開しているのり弁は「ミニサイズしかないのなんでなんだ」といった声がSNSで上がっているとともに「弁」といいつつも店内では「丼」で提供することから「丼に入ったのり弁は初めて」など驚きの声も出ているようです。
カレーやカツ丼などはそばと一緒に食べるイメージもありますが、弁当はなかなか想像がつきません。それに、丼に入ったのり弁とはいったいどんなメニューなのでしょうか。実際に店舗へ足を運んで確かめてみました。
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