源氏物語の作者「紫式部」謎に包まれた家庭環境 式部の父親や母親はどんな人だったのか?
2024年度のNHK大河ドラマは「光る君へ」。主人公は、平安時代中期の女性・紫式部です。
紫式部の名は、現代に至るまで読み継がれている小説『源氏物語』の作者として、多くの人が聞いたことはあるでしょう。しかし、その生涯はどのようなものだったのかというと「知らない」という方も多いのではないでしょうか。
紫式部の生涯を解明するための史料は豊富に残されているというわけではありません。ですから、その生涯は謎に包まれている面も多いのです。
20カ国以上で翻訳される「源氏物語」
多くの人が紫式部の生涯を知らないとしても、それはある意味、不思議なことでも何でもありません。式部の生涯を研究する歴史家であっても、生涯の解明に苦労するところがあるのです。
とは言え、「光る君へ」の放送を契機にして、日本中の人々が式部の生涯を知り『源氏物語』についての理解を深めることは無意味ではないでしょう。
何しろ『源氏物語』は、20カ国を超える翻訳を通じて、世界中で読まれているのです。今から1000年も前に、現代に生きる人々をも魅了する小説を書いた女性の生涯。断片的であったとしても、追ってみたくはありませんか? 今からその旅へと、微力ながら、ご招待致しましょう。
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