「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」
飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、企業努力・工夫が凝らされた商品が数多く存在します。本連載では、そうした定番・看板商品に隠れながらも、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを、食レポと企業への取材で紹介していきます。
連載初回は、大戸屋の「大戸屋風チキン南蛮定食」です。
「バグった量」「想像していた倍の肉」
大戸屋の代名詞といえば、不動の人気を誇る「鶏と野菜の黒酢あん定食」や「すけそう鱈と野菜の黒酢あん定食」。または「大戸屋ランチ定食」「チキンかあさん煮定食」などを思い浮かべる人も多いでしょう。どれも野菜と肉・魚をバランス良く食べられるメニューです。
「大戸屋風チキン南蛮定食」は、こうしたメニューと比較して異色の「ガッツリ」系のメニューといえます。驚くべきは、その量。
SNSでは「バグった量出てきて、一人でいたのに『えっ』って声出してしまった」「想像してた量の倍の肉が来て慄いてる」「1.5倍を間違えて注文したと思ってツイッターを見たら、同じことをつぶやいている人がいた」……といった、困惑の声(いや、嬉しい悲鳴?)が定期的に見られるほどなのです。
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