以上の仕組みは、ポイントのために頑張ってしまうことから始まりますが、やがて継続することで学力は高まり、生活習慣が正されることで効率的になり、さらに褒められる機会が増えることで「できる自分」が作られることがあります。
すると、もはやポイントは不要になっていきます。初めは外発的動機づけから入っていきますが、やがて内発的動機づけに変化していくということです。もちろん、ポイント制にするかしないかは家庭の判断を優先してください。
・勉強など通常やりたくないことは、比較的「勉強の中でもやってもいいこと」から一日を始めるようにする
・それでもやりたくない場合、例えば「教科書、ノートを開いて準備」もポイントにする
・ポイントは加算のみで減算(ペナルティ)は原則なし
・子ども手帳は親の管理ツールではなく、子どもが自主的に自分で管理する自主管理ツールです。やっているかどうかのチェックではなく、ポイント設定、集計のときに一緒に取り組む程度です。
「やりなさい」と連呼するより、ツールを使って楽しく
以上のようなモデルは市販の手帳、ホワイトボード、ノートを使っても行うことができますが、筆者は2016年に「子ども手帳」という手帳を開発しました。過去約3万人の子どもたちが使用してくれました。
参考までに、2つの使用事例を掲載しておきますので、イメージとして参考にしてみてください。
同じ夏休みを過ごすなら、親子ともに楽しく、チャレンジングでありたいものです。そのためには、ただ「やるべきことはちゃんとやりなさい」「計画立てなさい」と連呼するよりも、ツールを使って、楽しく、面白くやってみてはいかがでしょうか。わが家の夏休み恒例「ポイント祭り」という感じで。参考になれば幸いです。
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