親の信仰は子にどう影響するのか。学会2世に論じてもらった。
6月5日発売の『週刊東洋経済』では「宗教消滅危機 消えゆく寺・墓・葬儀」を特集。少子高齢化や過疎化、葬儀の簡素化で宗教の出る幕が急速に失われつつある。宗教はこのまま消えゆくのか。機能不全に陥る伝統宗教、衰退する新宗教の「今」を追う。
創価学会2世の2人に語ってもらった。
──菊池さんの作品や正木さんの記事、ツイートを読むと、団体の問題点から目をそらすわけではないけれど批判を主目的にはしていないスタンスが共通しています。
菊池 母と母の兄弟たちが信者でした。母は中学生時代、教室で黒板に雲と雨の絵を描き、「ご本尊様はこの恵みの雨のようなものです」と説法するような熱心さでした。
正木 法華経の三草二木の譬(たと)えにインスピレーションを受けたような話ですね。草花や木が雨で成長するように妙法が力になり、人は個性を伸ばしながら成長していけるのだという意味の絵……。
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