転職して「天職」を掴んだ人のキャリアの考え方 好きなことを仕事にするにはどうすればいいか
「やってみたい仕事があるけれど、自分のスキルではできない」「関心ある領域で起業してみたいけれど、挑戦する勇気が持てない」といったご相談をいただくことがあります。
読者の皆さんの中でも、同様の悩みを持たれる方は少なくないでしょう。一方で、近年は20~30代という若さで活躍する、上場企業の社長や社会起業家、企業再建を担うプロ経営者、カンファレンスで講演する専門家などのビジネスリーダーも続々と登場しています。
若くして「天職」を掴む人たち
彼、彼女たちは、自分の好きなことを仕事にし、人の役に立つ充実感や社会をつくる醍醐味を満喫しています。まさに「天職」をかなえているといえるでしょう。このような人たちは、いったいどのような方法でそれを実現したのでしょうか。
今回はある社会起業家の事例を通して、キャリア設計の秘密に迫りたいと思います。
小沼大地さんは、大企業の社員をアジアの新興国に送り出す「留職」プログラムや、役職者に国内外の社会課題の現場を「体感」してもらう「社会課題体感フィールドスタディ」などを提供するNPO法人クロスフィールズの代表です。
小沼さんは「社会貢献の世界とビジネスの世界をつなげたい」という志を持ち、20代後半でクロスフィールズを立ち上げました。数々の取り組みも評価され、グローバルに活躍する若手経営者に贈られる賞を複数受賞されています。
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