東大生直伝「受験直前に成績低下」克服する簡単技 この時期の受験生に大量発生、原因はシンプル

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受験直前期によく起こる「成績低下」の克服法について解説します(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第44回は受験直前期によく起こる「成績低下」の克服法について、西岡氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。

この時期になると起こる「点数が下がる」問題

年が明けて、多くの人たちはのんびりしている時期かもしれないのですが、受験生たちにとってはもうすぐ入試が始まる佳境の時期ですね。僕は今年も多くの受験生たちの勉強を見ているので、自分のことのように緊張しています。

さて、受験の直前期というと、多くの人は「知識を詰めこんで、成績を伸ばすのに最適な時期」だと考えているかもしれません。

しかし、この時期になると決まって、ある現象が発生します。それは「点数が下がる」というものです。この時期の受験生の多くは、とにかく過去問を解いて自分の点数の腕試しをしていることが多いのですが、「この時期になって成績が下がる」という人が多いのです。「11月までは80点も取れていたのに、1月になって70点しか取れなくなっている!」なんて人が大量発生するのがこの時期なのです。

いったいなぜ成績が下がるのか。どうすればそのスランプから抜け出せるのか。今日はその理由について触れていきたいと思います。

まずは、以下の漫画をご覧ください。これは『ドラゴン桜』の桜木先生が、年明けに受験生2人に問題を出題した場面です。みなさんも考えながら読んでみてください。

(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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