二択でわかる「40代おじさん」の悲哀
「生活定点」調査には二択の設問が多くあります。二択というのは、その2つの選択肢を選んでいる時点で質問者のバイアスがかかっていますし、物事を単純化してしまうという懸念の声もよく聞かれます。
また、社会的な問題への対応の是非を賛成派? 反対派? と問うことで、人々の間に分断が生じることだって起こり得ます。保守派vs.リベラル派で国が二分された、2020年のアメリカ大統領選挙も記憶に新しいところです。
しかし、私が小学生の頃には「究極の選択」なる質問(遊び・ゲーム)が一世を風靡し、「マイク・タイソンに一発だけ殴られるvs.小学生に一日中殴られる」や、ここには書けない下品な二択を集めた本が出版されて話題を呼びました。
また、現在でも「あなたはどっち派?」という広告プロモーションが鉄板であるように、単純であるが故に話が盛り上がることが多いのも確かです。
前置きが長くなりましたが、今回は、2020年に生活総研が実施した「信頼に関する生活者意識調査」から、二択で提示した調査の結果を紹介させてください。「40代おじさん」の回答を中心に、男女差、世代差が顕著に表れたデータも取り上げたいと思います。
たかが二択と侮れない、意外と興味深いものもありますので、ご自身はどっち派かお考えいただきながら、たわいない分断をお楽しみいただければ幸いです。
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