愛知「豊橋」にブラックサンダーコラボが多いワケ 1日3万個を売り上げる名物になった「あん巻き」
愛知県南東部に位置する豊橋市。豊橋駅を降りると、構内のキヨスクには豊橋限定パッケージのブラックサンダーがズラリ。駅から街へ出ると、ブラックサンダーのイメージカラーとロゴをラッピングした路面電車が走っている。
豊橋でやたらとブラックサンダーを目にするのは、製造・販売元である有楽製菓の工場があるからだ。つまり、ブラックサンダーは豊橋銘菓なのである。筆者の、豊橋在住の友人はそれをまるで自分のことのように自慢する。まったく、地元愛が強いにもほどがある。
もしかしたらブラックサンダーをご存じない方もいるかもしれないので説明しよう。ブラックサンダーとは、ココアクッキーとプレーンビスケットをチョコレートでコーティングしたお菓子のことだ。
豊橋駅や道の駅にはコラボ商品がズラリ
知名度が全国区となったのは、2008年。北京五輪の直前に体操の内村航平選手が取材の中で「好きなお菓子はブラックサンダーです」と語ったのがきっかけだった。その翌年の販売数は1億個を突破し、現在もキープし続けている。
豊橋を訪れてさらに驚いたのは、ブラックサンダーのコラボ商品の数。JR豊橋駅の改札内にあるお土産物店「mikawa bonTora」には、「ブラックサンダー×トヨハシサンダーズ」というコラボ商品の専用コーナーが設置されていた。
「mikawa bonTora」の店員さんによると、どの商品も売れ行きは好調だという。とくに豊橋市内の和洋菓子店「ボンとらや」の看板商品、ピレーネとのコラボ商品「ブラックサンダーピレーネ」がオススメらしい。「mikawa bonTora」という店名からも分かるとおり、ここは「ボンとらや」の運営である。店員さんが勧めるのも無理はない。そこで「ブラックサンダーピレーネ」を買って食べてみることに。
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