有料会員限定

細木数子氏が進めた「終活」 養女への事業承継に腐心

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
拡大
縮小

死を予期していたのか、3年ほど前から終活を進めていた。

「あんたそれじゃ地獄に落ちるわよ!」

テレビ番組で芸能人を相手に、歯に衣着せぬ物言いで人気を博した占術家の細木数子氏が2021年11月、83年の人生に幕を閉じた。

晩年は、自宅で気ままに過ごし、ひ孫と楽しそうに遊んでいたという(時事)

00年代前半には多数の番組に出演し、「視聴率女王」などともてはやされたほか、世に広めた「六星占術」の書籍はシリーズ累計の発行部数が1億部を超えるなど、細木氏が占いを背景にして築き上げた資産は数十億円にも上るとされている。

子どもがいなかった細木氏は、姪(めい)のかおり氏をかわいがり、長年にわたって後継者にならないかと誘っていた。

16年には養子縁組を行い、かおり氏を娘として迎えている。そのため相続人はかおり氏になるが、「財産が莫大なため、相続が大変なのではないか」といった報道が相次いだ。

では、相続財産として大きな不動産の状況はどうなっているのだろうか。登記簿などから見てみよう。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内