音楽配信スポティファイ、「お得感」は2兆円? 統計には決して載らないデジタル化の衝撃度

音楽配信はCD購入よりどれだけお得?
スポティファイを例に、デジタル化による消費者の「お買い得感」を試算してみたい。
スポティファイは、スウェーデン発の音楽配信企業だ。消費者は有料ユーザーになるか、無料ユーザーになるかをまず選ぶ。有料ユーザーは毎月980円(米国では9.99ドル)の定額料金を支払うことで、4000万曲近くにアクセスすることができ、ダウンロードも可能である。
無料ユーザーも同じく4000万曲近くにアクセスできるが、ダウンロードはできず、数曲に1回は強制的にCMが流れる。
2017年6月時点で、同社のアクティブユーザー数は全世界で1億4000万人、うち有料ユーザーは6000万人だという(同社ホームページより)。
スポティファイには2つの事業がある。本業の音楽配信と、広告主に対するCMスポット販売である。それらの事業が消費者と生産者、すなわちスポティファイ自身に何をもたらすかを考えてみよう。
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