30~40代男の「婚活」に見える残酷すぎる現実 「安くて簡単な」出会いの成婚率は高くない
前回のコラム「30~40代男の『若い子との結婚』が無謀なワケ」(12月14日配信)には多くの反響をいただき、その中には「第2弾をぜひ」というリクエストもたくさんありました。
そこで第2弾を書くことにしたのですが、テーマに選んだのは、婚活パーティーと婚活サイトの現実。これまで1万人を超える婚活相談に乗ってきましたが、約9割の人々がどちらか、または両方を経験していました。
私のようなコンサルタントに相談する以上、成功していないのは明白ですが、ほとんどの人が「全然うまくいかない」というのは大きな問題。特に30~40代の独身男性たちは、現実を突きつけられ、つらい思いをしていました。
しかし、婚活パーティーや婚活サイトが成婚カップルを生み出し、事業として成立している以上、成功者がいるのも、また事実。彼らの成否を分けるのはどんなことなのでしょうか。
短期間で白黒をつけ合うシビアな場
まず婚活パーティーと婚活サイトの本質を簡潔に説明しましょう。この2つは、「婚活」と言えば誰もが思い浮かべるものですが、良く言えば“最も楽できる結婚目的の出会い”。悪く言えば“条件を突きつけ合い、短時間で相手を品定めする残酷な場”。つまり、「縁のない女性との出会いをお膳立てしてもらえる」というメリットが得られる一方、「年齢・外見・収入などの簡単なプロフィールしか分からない相手と、短時間で白黒をつけ合わなければならない」というデメリットがあります。
「独り身の将来に不安を感じて婚活をはじめた」という貴男さん(仮名、42歳)のエピソードを紹介しましょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら