最高水準の売り手市場と言われた2017年卒(現大学4年生)の就職活動。複数の内定を手に入れ、早々と就活を終えた学生がいる一方で、採用人数の確保に苦心し、10月以降も採用活動を続ける企業が目立った。就活市場の軸足はすでに2018年卒生(現3年生)の採用に移っている。企業の採用意欲は依然強く、インターンシップへの力の入れようなどから、引き続き売り手市場になるのではとの見方が強い。
2017年入社予定の採用数を集計
では、どのような企業がどれだけの人数を、新卒採用しているのだろうか。東洋経済は12月に『就職四季報2018年版』を刊行した。これから就職活動を行う2018年卒生に向けて、会社の採用実績や給与、有給消化日数、3年後離職率など、採用に関するデータをまとめたものだ。『総合版』を筆頭に、『女子版』、『優良・中堅企業版』と計3冊刊行している。
今回、総合版の掲載企業の中から「2017年卒の採用数が多い」企業を調べ、上位200社をランキングした。対象は総合版に掲載された1273社のうち、「修士・大卒採用数」(2017年4月入社)に回答があった1228社。なお、原則2016年8月実施調査のため、その時点での内々定者数や計画・予定数の場合があることをご了承いただきたい。また条件付きの場合は注釈欄に記した。
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