グローバル、スピード化、イノベーションが求められる現代の経営では、日本で重視されてきた経験と勘による意思決定やワークスタイルが更なる成長を遂げるための大きな弊害となっています。労働生産性を上げ、新たなイノベーションを創出するために、1)組織間の連携や意思決定などのビジネスパフォーマンス、2)意識改革や企業文化の変革、3)働きやすい環境づくりなどさまざまな課題を乗り越えなければなりません。
また、多くの企業でイノベーションが停滞する理由のひとつとして、「変化への対応力」の欠如が挙げられます。旧態依然の働き方やマネジメントのフレームワークから脱却し、いかに現場の知を形にし、組織間のコミュニケーションを活性化させるかが、競争優位をもたらし、一歩進んだマネジメントとワークスタイルへと進化への重要なファクターとなるのではないのでしょうか。
本フォーラムでは、経営戦略として考えるワークスタイル変革をメインテーマに、新たなビジネスを創造するためのワークスタイルのあり方について、基調講演に寺島氏を迎え、事例企業の取り組みから企業カルチャーの変革やICT の利活用によるワークスタイル変化の成功の鍵を検証します。
開催概要 | 盛況のうちに終了しました。 |
開催日時 | 2016年3月15日(火)
13:30 - 16:25(13:00開場) |
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会 場 |
ベルサール半蔵門 2F ホールA
千代田区麹町1-6-4 |
定 員 | 200名 (申込多数の場合には抽選とさせて頂きます) |
参加料金 | 無料(事前登録制) |
参加対象 | 一般事業会社の経営企画、業務、総務、人事ほか業務改革をご担当の方など |
~ビッグデータ、ICTが拓くマネジメントと働き方の進化
一般財団法人日本総合研究所
1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、三井物産常務執行役員、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を経て現職。多摩大学学長も務める。国交省・国土審議会計画部会委員、宮城県・震災復興会議副議長、経産省・資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員等歴任。著書に『新経済主義宣言』(新潮社、第15回石橋湛山賞受賞)『脳力(のうりき)のレッスンⅠ~Ⅳ』(岩波書店)『世界を知る力』(PHP新書)『大中華圏』(NHK出版)『20世紀と格闘した先人たち』(新潮社)ほか多数。
~発想の転換を実現した日本マイクロソフトの実例~
日本マイクロソフト株式会社
松下電器産業(現パナソニック)でエンジニアを経て、89年Harvard Business Schoolに入学。卒業後ボストン・コンサルティング・グループ、アップルコンピュータ―を経て、97年にコンパックコンピュータ―入社。日本ヒューレット・パッカード(当時)との統合後03年に日本ヒューレット・パッカードの代表取締役社長に就任。05年にダイエー社長就任。08年日本マイクロソフト 代表執行役 社長就任。15年同社会長に就任。現在に至る。
日本マイクロソフト株式会社
国内通信会社、米系通信会社を経て、ITベンチャーを起業後、マイクロソフトに入社。製品の品質向上プロジェクトの責任者を経て2015年7月より現職。仕事柄、世界を飛び回っており、その移動距離は1年間に地球を6周する事も。
:ミッションから自分のワークスタイルを考える
株式会社リーダーシップ コンサルティング 代表
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 元代表取締役 CEO
1982年日産自動車入社。製造現場、セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、社内留学先のUCLAビジネススクールにて経営理論を学ぶ。帰国後は、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラビバレッジサービス常務執行役員を経て、2000年アトラス 代表取締役に就任。3期連続赤字企業を見事に再生。2009年、スターバックスコーヒージャパン CEOに就任。ANAとの提携、新商品VIAの発売、店舗内wifi化、価格改定など次々に改革を実行し、業績を向上。2011年にリーダーシップコンサルティング設立。UCLAよりAlumni 100 Points of Impactに選出される(歴代全卒業生37000人から100人選出。92年卒業生ではただ一人)。著書に、『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(サンマーク)、『ミッション元スターバックスCEOが教える働く理由』(アスコム)他多数。